小さな恋と無粋な保護者
たっき 様
チョッパーが、恋をした。
相手は美しい雌のトナカイらしい。
人間の言葉も話す、ミンク族のようだ。
「彼女がな、えへへ、おれのこと可愛いね、って言ったんだぞ!あとなあとな、優しいのねっても言ったんだえへへ」
小さな船医は照れっ照れの赤い顔をして、嬉しそうにくねくねした。
ナミはそれを聞いて、
「そうなんだ〜よかったねチョッパー!」
と嬉しそうに笑顔になった。
「まだ片思いだけどさ、も、もっと仲良くなりたいんだ〜、おれ」
「大丈夫よチョッパー、貴方の可愛さと優しさを、もっともっとアピールしていきましょ!」
ナミは楽しそうになにやら考える仕草をする。
「まずは、そうねぇ、服装からかな。オシャレで可愛いコーディネート……」
「こーでねいと?」
「あとね、相手をとりこにする仕草ってのがあってね、可愛さをアピールしたいなら、女の子ならこう上目遣いに瞬きをするとこだけど、男の子なら…」
そこへゾロが通りかかる。
「くだらねェこと教えてんじゃねーよ、ナミ」
「は?なによ、くだらねえって!これはねチョッパーの魅力を更に引き出す…」
「おいチョッパー!」
ナミの抗議を無視して、ゾロはチョッパーを呼んだ。
「な、なんだ?ゾロ」
ゾロは厳しい顔をして、
「お前なにやってんだよ。男らしい男になりてェって言ってただろが」
「それとこれとは別なのよ!今はそれよりも優先することがあるの!」
「お前にゃ聞いてねェよ!」
「ちょっとゾロもナミもケンカしないでくれよぉ!」
チョッパーは焦って、いがみあう2人の間に割って入る。
「あのなゾロ、おれはゾロみたいに強くなりたいし、男らしくなりたいぞ!で、でもその、あの娘と仲良くも………なりたいんだ……」
最後の方はもじもじと恥ずかしそうになる。
「あの娘と一緒にいるだけでたまらなく幸せで……あの娘が笑ってくれるだけで、おれはそのしやわせで……」
最後まで聞かなくても、チョッパーの様子で彼女のことが、心底大好きだとわかる。
そしてそれが、チョッパーにとってとても大切な恋だということも。
「それになゾロ、おれは彼女になにかあったらちゃんと命をかけて守るぞ!」
「………」
「かっこいいよチョッパー。ね、ゾロ?」
ナミがゾロに悪戯っぽく笑った。
「フン、まあ勝手にしろ」
なんだかんだ言って、ゾロもチョッパーには甘い。
そしてチョッパーは、これからこの島で待ち合わせしてるんだ!と張り切って船を降りていった。
「チョッパーの好きな娘って、どんな子かしらね?ゾロ」
「………」
「どこ行って何話すんだろ。失敗して嫌われちゃったりしないといいなぁ。ね、ゾロ」
「うるせェな、さっきから。そんな気になるなら見てきたらいいだろが」
「なるほど、その手があったわね!行くわよゾロ」
「はぁ?なんで俺まで」
「ひとりで尾行してたら逆に目立っちゃうのよ。あんたは気にならないの?可愛いチョッパーが、悪い女に騙されてたりしないかとか」
「なるほど、お前みたいな女にか」
「そう私みたいな……ってうっさいわね!あっ、どこ行くのよ!こっちよこっち!」
「まだ行くとは言ってねェよ」
チョッパーが心配な2人は、探偵よろしく偵察に行くことにした。
オシャレなオープンカフェ。
その1番はじっこのテーブルに、チョッパーと彼女はいた。
若い女の子とカップルで、そこそこ賑わっている。
サングラスとスーツで変装(?)したゾロとナミは、対角線上の席を確保して、注意深くふたりを見守る。
「なかなか楽しそうじゃない?ね」
チョッパーの話に、美しいトナカイの彼女は楽しげに頷いたり笑ったりしている。
「ご注文はいかがいたしますか?」
ウェイトレスが、ゾロに聞いた。
「あーとりあえず大ジョッキ2つ」
「あの、申し訳ありませんが当店には大ジョッキは置いてございませんが」
「バッカねえ、ここカフェよ居酒屋じゃないからね。じゃあ中ジョッキ2つね」
「あ、あの、アルコールは置いてなくて……」
「お前こそバカだなァ。あとたこわさと揚げ出し豆腐」
「ねえよ!」
ウェイトレスにキレられ、仕方なくアイスコーヒーを頼む。
チョッパーたちは、ジュースを飲みながら楽しそうに談笑している。
「まあ見た感じ、悪い娘じゃなさそうね、よかった」
「チョッパーの奴なんだあの締まりのねェ顔は。まるでクソコックじゃねえか」
「あはは、恋する男子はきっとそうなのよ。でもすごく幸せそう……」
ナミがチョッパーを見ながら微笑む。
「まァ、な」
チョッパーの全身からここまで幸せオーラが伝わってくると、さすがのゾロも苦笑するしかない。
「あっ、移動するみたいよ」
チョッパーと彼女は、席を立ってレジに向かっている。
「お、ちゃんとチョッパーのほうが会計してるわね。ここはスムーズに男が払うのが正解」
ナミは満足げに頷いて、ゾロに伝票を渡す。
「じゃあよろしくねダーリン♪」
「気色悪いこと言ってんなお前のはお前が払え」
「うっわ最低!てか私、今日お財布もってきてないのよ、払えないの。あっやばい、貧血……」
「嘘をつけェ!」
結局ゾロが支払いをして、店を出た時には、チョッパーたちははるか遠くに消えていくところだった。
「あっ見失っちゃう!追わなきゃ!」
2人は慌てて駆け出すが、賑やかな繁華街の中なのであっという間に見失ってしまった。
「俺は、こっちに行ったように見えたがな」
「そうなの?じゃあきっとあっちね」
当然のごとく反対方向へ歩き出すナミを、なんでだよ!と言いながらゾロも追う。
「あ、あれ……なんか、ここ違くない?」
「だからそっちだっつったろーが」
「そういう意味じゃなくて、ここって……」
2人が入り込んだのは、明らかにラブホテル街。
道行く人はすべてカップル。
肩を抱きあい、嬉しそうに、またはコソコソと、それぞれいかがわしいホテルへと入っていく。
「チョッパーめ……なんつうところに来てんだよ」
「違うでしょ、明らかに私たちが迷い込んだのよ………げ」
目の前のカップルが、ホテルの前で濃厚なキスをした。
「ちっ、とにかく早くここを抜け……」
ゾロがナミの腕を掴むと、ナミはビクッとして身構えた。
「ちょあんた、まさかそのつもりで」
「あァ?そのつもりって?………ち、違うに決まってんだろ!誰がお前と」
「わかんないじゃない!堅物そうな顔して実は獣だったんだ」
「ふざけんなよ!仲間の女に欲情するほど飢えちゃいねェわ!」
ホテルの前で言い争うふたりを見て、通りすがるカップルはクスクス笑う。
「と、とにかく行きましょうか」
「そ、そうだな」
恥ずかしくなってコソコソとその場を離れる。
しばらく黙って並んで歩いていたが、ふいにナミが言った。
「ねえゾロ、さっきのは冗談よ」
「ん?」
「ゾロが、そんなことする男だなんて、思ったことないよ」
ナミはフフッと笑って言った。
「仲間の女にほいほい手を出すような男じゃないって。信用してる」
「………そうかよ」
いきなりのそんなナミの言葉に、ゾロは照れたようにそっぽを向いた。
ナミはまたフフッと笑って、
「早く行こ!」
とゾロの腕を引っ張った。
その時、微かに、
「キャーッ!」
という女の子の悲鳴が聞こえた。
そしてそれに続いて
「やめろっ!その娘を離せっ!」
という声が……
「今の、チョッパーの声!」
2人は全速力で駆け出した。
路地裏の先に、チンピラ風の数人の男に羽交い締めにされた彼女と、悔しそうに睨みつけるチョッパーの姿があった。
チョッパーの顔には殴られた痕。
不意打ちで数人に囲まれたのかもしれない。
「大変!助けないと…」
「待てナミ!」
青くなって飛び出そうとするナミを、ゾロが止めた。
「アイツの、喧嘩だ」
チョッパーは唇を噛み、ギュッと小さな拳を握りしめた。
囲んでいるのは、みんなガラの悪い大男ばかりだ。
「どうした?ちびタヌキ。ちびっこはママのおっぱいでも吸ってな」
ひゃーっはっはっとゲスな嘲笑い声が響いて、チンピラの1人が斧を振り上げた。
「死ねぇぇ!」
「ガードポイント!」
ふいにあたりが暗くなった。
小さなチョッパーの体がみるみるうちに巨大化して、恐ろしい魔物の姿に変わる。
「うわぁぁぁ!」
チンピラたちは腰を抜かしへたりこんだ。
チョッパーは大きな腕をブウンと振り回すと、チンピラ達ははるか彼方へ飛んでいった。
「………」
彼女は真っ青になって震えていた。
チョッパーはシュルルと、元に戻ると、悲しそうに彼女を見た。
「………あの、おれ……」
「……」
チョッパーはしゅんとしてうつむき、
「びっくりしたよな、こんな化け物になって……」
ぽつりとそう言うと背を向けて帰ろうとした。
「違うのチョッパーくん!」
彼女はチョッパーを追いかけて肩をつかんだ。
「びっくりしちゃってごめんね。どんな姿でも、チョッパーくんだもの………」
彼女は華のように笑った。
「助けてくれて、ありがとう」
チョッパーが感極まった顔でウルウルとなる。
物陰からそっと見ていたゾロとナミも、ほっとして顔をほころばせた。
夜になり、サニー号の甲板の隅で、チョッパーはゾロとナミへ言った。
「明日な、おれ、明日、彼女に好きだって告白するから!」
「そうか」
「きっと大丈夫よ、チョッパー!今日の感じだと間違いなくOKもらえるわ!」
「へ?なんで知ってるんだ?」
「い、いや知らないけど、そんな気がしただけ!」
ナミが焦って手のひらをブンブンした。
「そかな、そかな、嬉しくないぞコノヤロー♪」
チョッパーは小躍りせんばかりにニコニコする。
「ううん、嘘だ!すっごく嬉しいぞコノヤロー!」
そして翌日。
チョッパーがいそいそウキウキと船を降りていった。
「また尾けてくつもりかよナミ。呆れた奴だな」
「そういうあんただって、ソワソワしてんじゃないのよ」
「俺はただ、刀屋に用があって降りるだけだ」
「私だってショッピングするだけよ」
船を降りて、競うように歩き出す。
「………」
「………」
「どんだけ過保護だ」
「あんたもね」
そして再びサングラスで変装すると、同じ方向へ向かっていった。
「あ、いたよチョッパー。ゾロ隠れて」
ナミが見つけて、素早くゾロの服を引っ張った。
チョッパーと彼女は、今日は海辺で話をしていた。
爽やかに晴れた青空に、潮の香りと心地よい波の音。
「ふふ、海辺で告白なんていいじゃない。チョッパーもやるわね」
「オイ静かにしろよ見つかる」
チョッパーは少し緊張気味にコホンと咳払いをして、真っ直ぐに彼女を見た。
「あ、あのさ、おれ、今日は君に話したいことあってさ」
彼女はニッコリと微笑んで、
「あら、私も、チョッパーくんに話したいことがあったの」
と言った。
その眩しい笑顔に、チョッパーは胸がドキドキした。
「そ、そーなのか!ぐーぜんだなえへへ」
彼女もそうね、と笑った。そして、
「私ね、引っ込み思案でずっと自分に自信持てなくて、仲良くしてくれるお友達もなかなか出来なくて」
彼女が先に話し出した。
「そうなのか?き、君はすごくステキだぞ!本当だぞ!」
チョッパーが一生懸命言うと、彼女はとても嬉しそうな顔をした。
「ありがとう。そうなの、そうやってチョッパーくんが励ましてくれたり、楽しい話で笑わせてくれたり、仲良くしてくれたから私、だんだん自分に自信がついたんだ。嬉しかった」
「そ、そーか」
「チョッパーくんと会えて、私変われた気がするの。ありがとう」
「そ、そんなことっ」
チョッパーはもう真っ赤だ。
(今よ、チョッパー!今こそ言うのよ、君が好きだって!)
(痛え、引っ張んな!なにやってんだチョッパー、男を見せろ!)
物陰で保護者たちが声にならない叫びをあげる。
チョッパーは意を決したように顔をあげた。
「あのなおれ、君のことが好………」
「だから私、彼についていく決心がついたの」
「へっ?」
驚くチョッパーに気づくこともなく、彼女は照れたように微笑んで言った。
「自分に自信が無くて決心がつかなかったんだけど、彼のプロポーズを受けて、2人で生きていこうって決めたの」
「………」
「チョッパーくんがお友達になってくれたおかげよ。本当にありがとう」
「…………」
チョッパーは絶句している。
「そんな………」
隠れたままナミは苦しそうに口元をおさえた。
「あんなに、幸せそうにしていたのに………」
「………」
ゾロは黙っている。
すると、チョッパーはパッと笑顔を見せて、大きな声で言った。
「そっか!よかったな!おれもすごく嬉しいぞ!」
(チョッパー……)
ナミは唇を噛んだ。
彼女は恥ずかしそうに、視線を海辺の先の道路へ向けた。
そこには、精悍な眼差しをしたやはりミンク族らしき男が立っていた。
男はチョッパーを見て、静かに会釈をした。
「あの人なの……」
彼女の言葉がチョッパーの胸をギュッと締めつけた。
ドクンドクンと嫌な音を立てる。
でも…
「そうか!お似合いだな!」
ぺカッと太陽のような笑顔を向け、パチパチと小さな手で拍手をした。
「君なら絶対幸せになれるって思うよっ!おめでとう!よかったな!」
嬉しそうに言った。
「ありがとう………」
彼女は涙ぐみながらも、美しい笑顔を咲かせた。
「チョッパーくん、貴方のおかげよ。ありがとう………元気でね」
「おう!おれは、いつだって元気だぞっ!」
彼女の背中が小さくなる。
待っていた彼のところへ着くと、もう1度こちらを向いて会釈をした。
「お似合い、だぞ…………」
チョッパーはブンブンと手を振った。
満面の笑みで。
「幸せに、なって、くれよなっ………」
彼女と彼の後ろ姿が小さくなって消えていくまで、ずっとずっと、手を振っていた。
最後まで、笑顔を絶やさずに。
「チョッパー」
ふいに声をかけられて、チョッパーはビクッとして振り返った。
「な、ナミ………ゾロも」
2人に気づいて、ニコニコしながら、
「どうしたんだ?散歩か?」
ゾロは静かに口を開いた。
「チョッパーお前、男らしかったぞ」
「……っ……!」
ゾロの言葉に、チョッパーの目からボロボロと涙がこぼれた。
「かっこよかったよ、チョッパー」
ナミも涙ぐんで、チョッパーを抱きしめた。
「うわぁぁぁん!!」
ナミにしがみついて、チョッパーは泣いた。
「うわぁぁぁぁ………っ!!」
一生懸命貼り付けた笑顔も、拍手も、お祝いの言葉もすべてかなぐり捨てるかのように思い切り泣いた。
「あの娘、すごく、幸せそう、だったぞ…………わ、笑ってた…………」
「うん、うん………」
「よかった…………っ、おれの、おかげだって…………」
「うん、うん…………」
「よかったぁ…………えっ、えっ………」
「うん………」
「おで………ふられちゃった……」
「…………」
小さな体を震わせて泣くチョッパーを、ただひたすらナミは抱きしめた。
「チョッパー、あんた、最高よ………」
ボロボロと一緒に泣きながら、ナミは笑った。
「そうか?最高なのか?ゾロ?」
ぐちゃぐちゃな泣き顔で、顔をあげてチョッパーが聞くと、
「あァ、最高だ」
ゾロはそう言って、ポンと頭に手を置いた。
その夜。
甲板でナミは、ぼーっと酒の入ったジョッキを見つめていた。
「いらねェならもらうぞ」
ゾロがやってきて、ナミの手からジョッキを取り上げ飲み干した。
「ちょっと!」
ナミが睨むのも気にせず、ゾロはどっかりと隣に座った。
「お前が落ち込んだって仕方ねェだろうが」
酒を注ぎながらゾロが言うと、
「わかってるよ……」
とふくれた声。
「そうだけど……チョッパー、あんなに楽しそうにしてたのにね……悔しくて……」
ゾロはふっと口角をあげ、ナミを見た。
「でもアイツ、なんか急に大人びた気がしたな……」
「チョッパーが?」
「あァ……」
「くだらねェと思ってたが………あんなふうに誰かを好きになるってことは、人を大人にすんのかもしれねェな……」
ゾロのつぶやきに、ナミは目を丸くした。
「あんたがそんなこと言うなんて」
「悪ィかよ」
「悪ィくないわよ、うふふ」
ナミは笑う。
「私がアドバイスなんてしなくても、チョッパーはありのままで素敵な恋をしたってことよね」
「なんか羨ましくなっちゃったな〜」
ナミがうーんと伸びをして、ジョッキを煽った。
ゾロがナミを見た。
「………」
「な、なに?」
ゾロが黙ってるので、ナミはちょっと焦る。
「羨ましいって別に、恋がしたいとかそういう意味じゃなくて……」
ゾロはニッと笑って、
「お前の場合はアレだ、あんまりありのままを見せねェほうがいいぞ。がめついとことか暴力的なとことか隠しとかねェとな」
と面白そうに言った。
「余計なお世話です」
とナミはアカンベーをした。
「あんたこそ、もうちょっと女の子の扱いに気をつけないとダメじゃない?筋肉だけじゃモテないわよ」
「るせえな、モテる必要ねェよ」
「いいんだ、ありのままの私でいいって言ってくれる男が現れるまでは!」
「どうだかなァ」
あんたね、とふくれるナミに、ゾロは笑って言った。
「ま、それまではずっとサニー号に乗ってりゃいいさ。なんなら婆さんになるまで」
「えーっいくらなんでもそこまで相手が現れないなんてことないでしょ失礼な!」
「ま、そんときは」
「可哀想だから、おれが面倒みてやる」
ニヤッと笑ってゾロが言った。
「可哀想ってなに………ん?」
文句を言いかけてナミは言葉を止める。
「ちょっと待ってあのそれ、どういう意味…………」
ゾロは何も答えず、
「飲まねェんならもらうぞ」
と、手が止まってるナミのジョッキを取り上げ、飲み干した。
「コラー!」
「ははは」
夜の海風が肌に心地いい。
チョッパーはどんな夢を見ているのかな。
次はきっと、もっと素敵な恋が出来るよね。
(私は……しばらく、このままでもいいかな)
そんなふうに思って、1人ナミはふふふと微笑んだ。
終わり
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