<1月29日(日)>
 朝、まったりしてると携帯に電話が掛かってきた。
 社長からだった。

 社長:「どうして会社に来ないの」
 四条:「え!今日の出勤はナシになりましたよね?」
 社長:「そんなことないよ。出てきてよ。」(超不機嫌)
 
 そんなこと言われてもどうしよう。
 今日が音楽会当日やのに。
 せめて音楽会が終わってからにしてくださいって、お願いしよう。







 ・・・・という夢を見ました。
 疲れる夢だった(まったくだ)。

 
 気を取り直しまして、のだめ音楽会当日です。
 朝は9時半頃起床。
 順番にバスルームを使って顔を洗ったりしました。

 こむぎさんはとても丁寧に身づくろいされてました。その間、私らはゴロゴロとベッドで二度寝したりして。のおさんとも話してたけど、まさしく至福の時vvv このホテル、チェックアウト時間が11時と通常のホテルより1時間遅いのがいいんだよなぁ〜。

 チェックアウト時に、懸案のこむぎさんのチケットを受け取ることができ一安心^^。こむぎさんのダンナ様、宅急便の手配連絡等ありがとうございましたーー!間違いなくダンナ様株が急上昇しましたよ(笑)。

 それからホテルと同じビル内にあるお店でブランチしました。パスタ料理店です。こむぎさんによると、関東地方にもあるんだそうで。私は初めて入りました。

 パスタランチはデザートを選べるのですが、「パンプキンパンプキン」とまるで洗脳されたかのように(笑)私もパンプキンプリンを選びました(うん、今から思うと別の頼んでみんなで食べ合いすればよかったね^^;)。

 食事の後、近くの「サンシャイン栄」というビルに行き、このビルに併設されている観覧車に乗りました。ビル側面に観覧車が付いていて、回ってるんですよ。
 このビルができた時、この観覧車がたいそう話題を呼び、乗車のために行列ができたそうですが、開業から1年経つと、さすがにその勢いは無くなっていました。だから全然待たずに乗ることができました。

 実はのおさんはこの観覧車を一目見た時から気に入られてたそうで、私がこれに乗る予定を立てたところ、のおさんはすごく喜んでくださった。だから他はともかく、これだけはなんとか乗りたいと思っていました。
 とはいうものの、実際当日になると時間がギリギリだったのも確かで。乗るべきか?諦めるべきか?と迷っていたところ、かるらさんの「よし、乗ろう!」という漢らしい決断のおかげで、私達は観覧車に乗ることができたのです^^。
 約15分間、空中から名古屋の街を観光しました。すごくお天気が良くて気持ちよかったよー。

 観覧車を満喫した後、名古屋駅へ移動。名古屋駅から中央線に乗りこみました。中央線は名古屋が発着駅なので、入線前に待っていれば、必ず座れるのが利点です。

 名古屋ではJRと名鉄が一部並走してる区間があります。だからJRから名鉄の駅ホームや列車、列車内の人が見えたりもする。
 ある駅で停車した時、対面にも名鉄が停車しているのが見えました。
 前夜、こむぎさんは名鉄の制服がすごく好きと話されていたので、こむぎさんは制服姿が見えないかと必死で目をこらしておられた。それなのに話し掛けたりしてゴメンよ(笑)。

 そうこうしてるうちに、列車は目的地の春日井駅へと到着しました。
 駅からはタクシーに乗りました。途中タクシーの運転手さんに「(春日井市民会館で)今日は何かあるの?」と聞かれ、一瞬言葉に窮したワタシ。(のだめとか言うてもいいのか?)と考えてしまったのです^^;。すると、かるらさんがすかさず「演奏会です^^」とさらっと答えてくださいました。ああそうか、そう言えばいいんだ(笑)。

 春日井市民会館はちょっと古びた懐かしい感じのするホールでした。年代的には京都会館と同じくらいなんじゃぁ…(京都人にしかワカラン話ですが・汗)。
 ちなみにチケット買ったのはその向かいの春日井市文芸館でした。こちらはピカピカに新しい建物でして、てっきりこっちで開催されるものと思い込んでいたので、違っててちょっとビックリしました^^;。


<のだめカンタービレ音楽会>
 着席し、開演時間を待ちます。時間になると、舞台にワラワラと楽団の人が出てこられました。指揮者を含めて全員揃うと演奏が始まりました。曲目はベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」第1楽章 。千秋がミルヒーからSオケを押し付けられ、初めて舞台で指揮した曲です。

 残念ながら、私はそれが「英雄」とは最初分かりませんでした(汗)。今演奏してるのは何か前座の軽い曲で、これが終わったら挨拶があって、それから「英雄」が演奏されるんだと思っていました。しかし、前座にしては長い。それでようやくこれが「英雄」だと気づいたのです(がくー)。

 舞台の背景に、文字がスライド形式で映し出されました。まるで映画の始まりのようにタイトルや主催者の名前が映し出されていきます。やがて、漫画のカットも映る。その曲目と関連したシーンです。演奏の後半、Sオケのバイオリンが楽器を上げるパフォーマンスをしたシーンが打ちし出されました。まさか、アレやってくれるの?と期待していると…やったー!やってくれました!これで会場から拍手が沸く。一気に会場は盛り上がりました。

 英雄が終わって振り向いた茂木さんの開口一番が「ようこそ、変態の森へ」。これにも場内から笑いが^^。ホント、掴みオッケーって感じだった。

 その後も「残念ながら今日の指揮は千秋ではなく私ですが」とか「いよいよのだめの登場です(ピアニストさんの出番という意味で)」「ピアニカを用意する時間が無くてですね」「マングースはワシントン条約に引っかかるので」とのだめファンにだけ分かる言葉を散りばめて、会場を沸かせてくださった。

 スペシャルゲストは大澤さん。原作者・二宮先生はこの方から主にクラッシック音楽についての助言を受けておられるのだ。すごく背が高くて、思ってた以上に若い方だったので驚いた(しかもかっこいい)。

 演奏では、くろきんがのだめに恋して演奏した「オーボエ協奏曲」のオーボエの音色に聞き惚れてしまいましたねぇ。オーボエの音がこんなに綺麗だなんて初めて知りました。

 「悲愴」では、バックにのだめと千秋の初めての出会いシーンが映し出されてね、「それがのだめとの最初の出会いだった」っていうモノローグが出た時は、なんだか涙出そうになった。千秋だけでなく、私もこの曲で「のだめカンタービレ」に初めて出会ったんだな〜と思って、何かこみあげてくるものがあった。

 後半、一般参加者が演奏に加わりました。全国から応募を募り、北は遠く北海道から参加されてるそうです。一番応募が多かった楽器はオーボエ。くろきんの影響ですかね(人気あるなぁ)。
 それから、千秋がR☆Sで指揮したブラームスには、フルートの独奏部分があるそうですが、今回は一般参加者全員で吹かれましたので、総勢7人(8人だったかな?)での独奏(違)となりました。こういうイレギュラーでユニークなことが取り入れられるのは、企画演奏会ならではなのですね。

 最後の曲の「ラプソディ・イン・ブルー」は聞き応えありました!確かにこれが一番よかったと素人の私も思いました^^。

 アンコール曲では、茂木さんがいつか二宮先生に作中で描いてほしいという曲を演奏された。これがいつか実際に本編で出てきたら嬉しいなぁv

 アンコール最後の曲は「天国と地獄」。茂木さんが観客席の方を向いて、しきりにコンタクト。ああ、手拍子するんだなと分かって、全員で一斉に手拍子が始まりました。そしてまた茂木さんが観客に向けてアイコンタクト。あ、次で止めるんだなって分かる。実際に次の瞬間には観客の手拍子がピタッと気持ちいいくらいに止みました。見事に指揮されてしまいましたよ!
 演奏者でない私が指揮されるなんて経験はまずないですから、貴重で楽しい体験でした。

 なぜこの音楽会が春日井市で行われたかのエピソードには胸がじーんとなりました。春日井市民会館のスタッフにのだめ1巻の頃からの熱烈なファンがいて、いち早く企画を考えはったらしい。さらに茂木さんのマネージャーとコネクションがあり、のだめ音楽会の栄えある第1回目がここ春日井市で開催されることになったのだ。
 舞台バックのスライドも、普通は映像会社に外注するものなのに、ここでは全部その市民会館のスタッフの方々の手作りなのだそうだ。すごくスタッフ陣の熱意を感じるよ!

 演奏者のセントラル交響楽団さんは、Sオケのパフォーマンスなんかも顔色ひとつ変えずに演じてくださった。ホルン奏者へのインタビューでも「のだめはお好きですか?」の質問に「大ファンですv」という答え。ああ、指揮者も演奏者もスタッフも、もちろん観客も、みんなみんな「のだめ」が好きなんだぁと実感。
 そして、こういう演奏会に、のだめ好きの気心の知れた友達と一緒に聞きに来れた私は、なんて幸せ者だろうとしみじみ思いました。


<帰途>
 演奏会終了後は、音楽会の余韻に浸りながら、テケテケと歩いて春日井駅まで移動しました。
 列車内でも音楽会について、ひとしきりおしゃべり。
 名古屋駅に到着し、新幹線に乗るのおさん、かるらさんをお見送りしました。またね〜。

 その後、こむぎさんと私は夕食を食べに行きました。昨年ワンピ映画の後にランチしたベトナム料理のお店です。夜に行くのは初めてでしたけど、たいへんな盛況ぶりでした。
 恋人未満の男女カップルがいて、そのすぐ隣でオタク話してしまった。ゴメンよ(笑)。あの後お付き合いに影響が出ていないか心配だよ^^;。
 2時間ほどこのお店で過ごしました。

 最後は実家に帰られるこむぎさんをJR駅ホームまでお見送りし、私も岐阜への帰途につきました。


(おしまい)

 

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