2008年1月13日(日)、
インテックス大阪で行われた「COMIC CITY 大阪67」に、
麦わらクラブ様のサークルの売り子として参加しました。

以下、私の視点でレポートいたします。


<会場入り>
 13日、10時にホテルをチェックアウトして、徒歩5分のインテックス大阪へと向かいました。
 周りには私達と同様のサークル参加者が大勢。ゴロゴロゴロゴロというカートを引く音と、ザッザッザッザッというまるで軍隊の行軍のような足音。皆さん堂々としててすごい迫力で、正直ビビってしまった(汗)。
 そして、こむぎさんからサークルチケットを受け取り、サークル関係者の入場口から入場しました。
 ホテルからインテよりも、インテに入ってから自分達のスペースへ行くまでの方が長かった・・・・。人は尚いっそう混雑してきたしね。ひたすらこむぎさんとはぐれないよう注意しました。

 ようやくスペースのあるフロア(3階でした)に辿り着き、ここで今回のイベントのカタログを記念に買いました。
 スペースへ行くと、テーブルの上に無造作に折りたたみ椅子と、それを覆い隠すほどの量のチラシが置かれていました。両隣さんは既に来てはって、それらの方々に「今日はよろしくお願いします」と丁寧に挨拶をするこむぎさん。ふむふむ、隣近所さんへの挨拶はどこでも欠かせないのですね(いろいろ学習する四条であった)。

 スペースに到着してすぐに、yutakaさんがやって来られました。yutakaさんは同じ6号館Dゾーンでスペースを取っておられるのです。yutakaさんとお話しつつ、売り場の設営をされるこむぎさんの手伝いをしまし・・・・た?(なんで疑問系?)

<買物に行く>
 一通り準備ができると、「買物行ってきていいよー」とこむぎさん。実は、某Mづきちゃんから買物を頼まれていたのです(こむぎさんもそのことを知っていた)。

 買物リストと財布、会場案内図を握って出立。一人でイベント会場内を移動するのはとてつもなく不安でした(半笑)。私はウルトラ方向音痴なので・・・・。こむぎさんのサークルから離れた時、真っ先に思ったのが「自力で再び戻ってこられるだろうか」でした(汗)。

 リストに添って4、5、6号館と人混みの間を縫いながら歩いて巡りました。そこかしこに置かれているベンチでは、カタログに何やらチェックを入れている方々がいる。買物する先をチェックされてるのね。驚いたのは、全てチェックが終わった後、無造作にカタログを捨てていかれる方がいたこと。ちょっ、それ1200円!!(・・・)

 買物先の一つは壁サークルさんで、やはり並んではった。さすがですねー。
 小銭をたくさん持ってたつもりなのに、いつの間にか無くなっていて、1万円を出してしてしまった。スミマセン、反省です。
 一通り買い終わり、買い忘れがないかリストと照合していたら、とあるサークルさんの無料配布物を貰うのを忘れたことに気づき、もう一回戻る(汗)。買ったばかりのサークルさんへ再び行くのはなんだか気恥ずかしかった^^;。

<売り子初体験>
 無事、こむぎさんのスペースまで戻ってくると、こむぎさんの隣には青さんが座ってはりました。
 青さんとは、前夜の飲み会でお会いしました。サイトとお名前は随分前から存じてましたが、お会いするのは初めてでした^^。まるでアイドルのように(笑)可愛らしい方で、同様に可愛らしい娘さんをお連れでした。ホントに愛らしくて、いっぺんにおばちゃん達のハートは鷲掴みされたといえましょう(笑)。
 そういえば、飲み会でその娘さんに話しかけてた時、娘さんから「なんで『な』ばっかしつけるの?」と聞かれ、初めて自分が「あれやな、これやな、そうやな、ちがうな、ええな、あかんな、おもろいな」というように、語尾に「な」ばかり付けて話してることに気がつきました(笑)。確かに関西人というか、京都人は語尾に「な」を付けてしゃべりることが多い。ほんまやその通りや〜と感心。その素朴で聡い観察眼にはまことにもって恐れ入りました。

 私と入れ代わりでこむぎさんが一服しに行かれ、その間、青さんと並んで売り子をすることになりました。とはいうものの、私は買物から帰ってきたばかりで、その荷物が片付けられずオタオタしてました。その間にもお客さんはいらっしゃる。頭の中が真っ白で、一度教えてもらった売り方の手順も吹っ飛んでいました。そしたら!青さんが「○○円です。ありがとうございました」とサラリと応対してくださったのです。おおお、さすが大先輩!!(←?) この後、青さんからも売り子としての手ほどきを受けたりして、ようやく落ち着いて対応できるようになりました。その節はありがとうございました、青さん!

<スペースまで来てくたさった方々>
 そうこうするうちに、ある人物がヌッとスペースの前に立たれました。顔を上げて見てみると、どこかで会ったことがある・・・・確かに見覚えがある・・・・。待って、もうちょっとで思い出せるのに。いったい誰だっただろう?

 ふふさんでした(汗)。

 しびれを切らして、「ふふです」と名乗ってくださいました^^;。
 思い起こせば2006年の9月。あれは新潟オフのことでございました。この時、ふふさんとは2回目の邂逅であったにもかかわらず分からなかったのです(滝汗)。
 ごめんネーーー!;; なんでかなぁ。私の頭の中にあるふふさんと実際会った時のふふさんが、パッと見では一致しないのですよ。でもふふさんだと分かると、確かにふふさんなんです^^;。次こそは絶対イッパツで分かるようにします!!
 この時はこむぎさんが不在だったこともあって、しばらくしてからもう一度来てくれはりまして、こむぎさんとメルアドとかの赤外線通信をしてはった。そういうもの(赤外線)があるとは知っていましたが、実際に行われてるトコを初めてマジマジと見ました。

 次に、再びyutakaさんがやって来られました。前述しましたが、yutakaさんは同じDゾーンで、ゲームジャンルでスペースを持っておられました。yutakaさんと青さんは初対面でしたが、あいさつされて直後にはもう「逆裁」の話でおおいに盛り上がり、熱く語り合っておられました。

 こむぎさんが帰ってこられたのと入れ代わりで青さんが戻っていかれました。こむぎさんと並んで座り、しばしまったり(笑)。こむぎさんはカタログを、私はMづきちゃんのために買った戦利品を読ませてもらったりしてました(読んでいいですよ〜と言われていたので)。

 再びこむぎさんが一服しに行ってしばらくたった頃、marikoさんかっちさんでんまるさんがスペースに来てくださいました。このお三方とはやはり前日の飲み会で初めてお会いしてました。

 かっちさんはメールからもその人柄が推察されたとおり、優しくてとてもしっかりしてらして、他人を気遣かおうとするオーラをいつも発しておられるような方でした。そして飲み会の場では、きりっとした凛々しい部分もお見受けしました。こむぎさんのツッコミにもサラッと鮮やかに返される姿は漢前でありました^^。

 でんまるさんとは、ホントにお初というか、サイトリンクもさせてもらってないので、お会いするのに一番緊張した方でした。でもお会いしたらほぼ一瞬で和みました。話し方がふんわりゆったりと柔らかで、始めは京都の人かと思ったぐらいです。なんだかとても波長が合う気がしました(笑)。

 marikoさんとはお会いするのがとても楽しみでした。数々の作品を生み出してこられるmarikoさんとは、いったいどういう人物であろうかと大注目だったのです。marikoさんは二次会からの参加だったので、事前にかっちさん達にどんな人?と聞くと「細くてかっこいい」って。で、実際お会いしてみると、ホントだ、スラリとしてモデルさんみたいにかっこいい方でした。もうちょっとゆっくりお話したかったですね。

 お三方が去られた直後にすこむぎさんが帰ってきて、「あっちにmarikoさん達がいるよ!」って言ったら、すぐに追いかけて行かれたので、こむぎさんもちゃんとお三方と会えてよかった。
 その後に今度はきょじんさんが来てくださいました。この時も「あっちでこむぎさん達が話してはります!」とお伝えしたので、まずはこむぎさん達と歓談されて、その後もう一度私のところまで来て差し入れをしてくださいました。おお〜ありがとうございます!
 きょじんさんも前日の飲み会の二次会から参加されまして、きょじんさんが来てから飲み会は爆笑の渦に飲み込まれていった気がします(笑)(特にこむぎさんとの掛け合いが!)。

 それから差し入れはですね、たくさんの方がくださったのですよ。しかも私の分も用意してくださってたりしてね・・・・(ほろり)。私は完全にイレギュラーな存在じゃないですか、それなのに;;。本当にありがたいことだと思いました。のど飴もうれしゅうございました。助かりました。皆さん、ありがとうございましたーー!


<休憩>
 こむぎさんに店番をお願いして、トイレに行きました。コミックシティーの公式サイトを見てみると、今回のイベントは女性参加者が圧倒的に多いんだそうです。こう男女差があると、トイレが大変だろうということは容易に予想がつきます。現に、一部の男子トイレを女子用に回すとも書いてありました。そして実際行ってみると、やはりずらーっと長蛇の列。覚悟を決めて並びました。並んでいる間は、場内をぼんやり見て過ごしました。本当にいっぱい人がいるな〜って。
 今回のイベントの参加サークルは約1万4000(募集規模を参照)。ということは、少なくとも1万4000人以上がこのインテ会場内にいて、その多くがオタクで、それぞれの萌え作品をうごめいているんだなぁとしばし感慨に耽りました。

 スペースに戻ってみると、こむぎさんの隣にはこけし堂さんが座っておられました。私が帰ってきたので席を立たれましたが、少しお引き止めする形でおしゃべり。こけし堂さんとも前日の飲み会が初顔合わせでした。一次会の席が隣同士だったんですよ。だから一次会では一番よくお話したと思います。その時、こけし堂さんがたいへんな子供好きであることが発覚(笑)。私の前の席に座る青さんの娘さんに、ひたすら熱い熱い視線を送っておられました。二次会ではホントに楽しそうに娘さんと遊んであげていて、その優しい人柄をとても感じました。

<完売の瞬間>
 席に戻り、再びこむぎさんと二人でまったり。もうとっくにお昼時間を回っていたので、そそくさとあらかじめ買っておいたおにぎりを食べて昼食としました。

 午前中はとても混雑してましたが、午後になると人通りも緩やかになりました。それとともに売れ行きもゆっくりに。また、最初の頃はスペースに人が立たれると不必要に緊張していましたが、午後になるとだいぶ慣れて落ち着いてきました。午前中の方がお客さんが多くて、午後の方が少なかったというのもあるかもしれませんが。でも、こむぎさんのようにスマートに「どうぞお手に取って自由にご覧になってください」というようなセリフだけは最後までよう言えんかった・・・。どんな時、どういうタイミングで言えばいいのか分からなかったのです(汗)。

 一人で店番をしてる時、イベントスタッフと思われる人から「成人向け表現のチェックに来ました(正確には忘れたけど、こんな意味のこと)」と告げられました。私は一瞬「?」でしたが、そういえばR18本はチェックされるとどこか書いてあったような記憶があります。スタッフの方は18Rと書かれた本を手にとって、パラパラ〜とページを捲って中身をチェックされ、「問題ないですね」と告げられ、次のサークルへと向かわれた。こういうチェックも人手をかけて漏れなくされているのですね。

 そして、いよいよこむぎさんの新刊本の完売の瞬間が近づいてきました。最後の本を手にされた方はこむぎさんに向かって「こむぎさんですか?」と。サイトを見てグリ織が好きになりました、これからもがんばってくださいとおっしゃって去っていかれました。それを聞いて感動に浸るこむぎさん。私も完売の瞬間に立ち会えて感無量でした。これがオフ活動の醍醐味なのかなと思ったり。

 そろそろ周囲で撤収を開始されるサークルさんも出始めました。在庫本はまだ売れるかな〜と思っていた頃、東沙夜さんが来てくださいました。東さんは、先ほど来られたこけし堂さんと一緒に今回イベントに初参加されたのです^^。こむぎさんが他所様に挨拶にいってくる〜とおっさったので、東さんに空いた席に無理矢理座っていただき、しばしお話をしました。東さんはとてもぴしーっとされてる。マジメな女子高生のまま大人になられたみたいな(笑)。調子に乗って、イベント初参加の感想とかいろいろ質問し過ぎてしまったのではないかと心配ですが、ゆっくりお話できて嬉しかったですv

<撤収>
 東さんがご自身のスペースに戻られ、こむぎさんが戻ってきたので、撤収を開始しました。こむぎさんはカートに売れた本の代わりに差し入れを詰めて、他にもいろいろ詰めてと終了。両隣のサークルさんにご挨拶をして、その場を離れました。

 イベント自体の終了の時間が近づき、他のサークルさん達も撤収され始め、会場の出入り口付近は一気に混雑しました。私達は利用しませんでしたが、宅急便を発送する場所にもまた長蛇の列ができていた。

 来た時と同じように周囲ではゴロゴロゴロゴロ、ザッザッザッザッという音は鳴り響いているのに、もう恐れもなく落ち着いていました。行軍のような足音も怖くなかった(笑)。
 行軍といえば、ホントに皆さん、戦い済んで日が暮れて、という感じでした。

<帰路>
 タクシーベイへ行くと、30〜40分待ちだという。待っていられないので、地下鉄の駅へ向かいました。駅までの道中、交通整理の人達には頭が下がる思いでした。お疲れ様です!
 そういえば、インテ近くの駐車場に銀魂の万事屋メンバーを描いた車が駐車されていて、オタク達の注目の的でした。たくさんの人が携帯で写真を撮ってはりました。

 地下鉄の駅に着くと、駅構内にに入りきらない人々の列ができていました。2回に分けての入場制限がかけられ、不測の事態に備えてはりました。駅員さん達もこの日は大変です・・・・。

 乗り込んだ地下鉄も最初はぎゅうぎゅう詰め。でも梅田でたくさんの人が降りて楽になり、そのまま新大阪まで行きました。
 新幹線に乗り込み、座席についた時は二人して心底ホッとしました。ああこれでやっと帰れるなって(笑)。そうそう、ここでmarikoさんの差し入れをこむぎさんと一緒にいただいたのです。甘いものが疲れた身体に沁み渡り、私は続けさまにモサモサと食べてしまいました。

 そうして、私達は大阪の地を後にしました。


<最後に>
 今回はイベントというものに、初めてサークル側の立場として参加させてもらいました。今まで話には聞いていたことを、実際に経験できたのがとても面白く、大変ためになりました。
 また、たくさんの人達と出会い、お話をすることができて、とても刺激に満ちた時間を過ごすことができました。
 テンション上がりっぱなしで変な人一歩手前でしたが(汗)、心地よい興奮状態だったともいえます。
 みんなとても良い人達ばかりで、そいう人達の場に身を置いてる自分はなんて幸せだろうと思いました。

 お会いできた皆さん、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

 そして今回、イベント参加の機会を与えてくださったこむぎさんに、深く感謝したいです。おかげで貴重な経験ができました。どうもありがとう!またよろしければお手伝いさせてください^^。


(おしまい)

 

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