Ding Dong! 後編
瞬斎 様
ゾロは何処で寝泊りしているのか知らないが、店にはちゃんと顔を出す。仕事も、何事もなかったように普通にこなしていた。ただ、ナミが視線を送ると、それに気付いてふいと顔を逸らしてしまうのだった。
ナミは、それこそ地面に額を擦り付けて、もう2度としないと泣いて誓うのならば、許してやる気でいたのだが、貧乏なくせに妙にプライドの高いゾロは、そんな素振りは見せもしない。
何だか、舐められているようで、癪に触る。
「ナミさん、どうかしましたか?」
アフターでサンジとワインバーに来ていたナミは、我に返って、慌てて首を振った。そう、まだ仕事の最中である。
「何でもないの。それより、飲んで」
「今日は、何だか、ずっとその調子ですね」
サンジは紫煙を燻らせて、気遣わしげに尋ねた。
「あのボーイが何か?えぇと、名前は確か」
「ボーイ?」
「ほら、あの緑色の髪の毛で、背は俺より少し高いと思うけど。ナミさん、ずっと彼を目で追ってましたから」
何を言っているのだろう、サンジは。ナミは自分がそんなことをしたつもりはまるでなかった。いつものように、仕事の合図を送っていただけだ。ゾロは視線を逸らせてしまっていたが、それでもちゃんとお絞りや灰皿を持って、いつものようにナミのいるテーブルにも来ていた。
「何もないけど?」
「そうかな?」
サンジはそれ以上の追求はしなかった。何か言いたそうな目で、ワインを口に含んでいる。その横顔は麗しい。何処かの貴族のようだ。
「今、貴女との新居をどこに構えるか、考えているところです。マンションと一戸建て。ナミさんはどっちが好きかな」
サンジはまだ見ぬ未来を、夢物語のように語り出す。ローマの教会で式を、新婚旅行はのんびり1ヶ月くらい、ナミさんの好きな所を巡りましょう、サンジは止め処ない話をナミに語り聞かせる。
サンジの話を聞いていると、それも悪くはないか、と思う。いや、むしろ。自分の歩むべき未来の姿はまさにそれだろう。ナミの前には今、約束された未来がレールを敷いて待っている。
「すみません、喋りすぎましたね」
黙りこんでしまったナミに気付いて、サンジが照れたように微笑んだ。
「俺は、貴女が何を迷っているのか、知りたかったんだ。自慢じゃないが、俺は貴女を世界のどの女性よりも、幸せに出来る自信があるし、その力もあると自負しています。貴女を不自由させることはありません。もし、今の仕事が好きで、続けたいのなら、続けてもらっても構わない。他にやってみたい事があるのなら、大いにやってみれば良いと思うし、俺も手助けします。なのに、貴女は迷っている」
サンジの照明で翳った蒼い左目に見詰められて、ナミはたじろぐ。真摯な眼差しに飲み込まれそうになって、ナミは視線をワイングラスに落とした。
「別に、迷ってるわけでは」
「お返事を急かしているわけではないんです。ただ、彼が原因なのかと」
「彼?」
「だから、あのボーイの」
サンジは言い難そうに苦笑いを浮かべている。
「冗談じゃないわよ。あたしが、ゾロを?サンジくん、その冗談、面白すぎる」
「なら、いいんですが」
そんなことはない。ナミは自分に確認をした。ゾロのことなど、関係ない。アレはただの居候に過ぎないのだから。そして、今はそれも関係ない。金を貸してやっているだけだ。
「サンジくん、今、お返事するわね」
「ナミさん、気に障ったのなら、謝ります」
「そうじゃないの。あたしもいけなかったわ。焦らすような真似をして」
ナミは決意固くサンジを見返した。どうしてだろう。胸が痛い。
「プロポーズ、お受けします」
サンジの蒼い瞳が、大きく見開かれた。ナミの未来は切り開かれたのである。これ以上ないくらい明るい形で。
なのに、どうして。どうして、胸が痛いのだろう・・・・・・。
「ナミくん、ちょっといいかな」
翌日、何となく暗い気持ちで出勤すると、オーナーであるシャンクスが珍しくナミを自室に呼んだ。首を傾げてオーナーの部屋へ行くと、シャンクスはナミに右手を差し出す。
「何です?」
「結婚が決まったそうじゃないか。おめでとう。あの御曹司だって?」
「どうして、それを」
「さっきな、本人から電話があったんだ。驚いたぞ。ウチとしてはお前さんが抜けるのは痛いが、芽出度い話だからな」
シャンクスはそう言うと破顔する。ナミは何だか他人事のような気がして、適当に相槌を打っていた。
「それからな、お前が連れてきた、ロロノア・ゾロな。今月で辞めるってよ。3日くらい前に言われたんだが、すっかり忘れてた」
「え?今月、って・・・・・・今月って今日じゃないですか」
「なんだ、知らなかったのか?お前の知り合いなんだろ?」
「え、えぇ、あ、はい」
そんなこと、聞いていない。寝耳に水だ。
「何か、言ってましたか?ゾロは」
震えそうな声を必死で堪えて、ナミは尋ねた。どうして声が震えるのか、ナミにはわからない。何故、胸がこんなに騒ぐのか、わからなかった。
「さぁ。特には何も。ただ、ここにいる理由がなくなったような事は言ってたな。よく分からんヤツだ」
「そうですか」
「まぁ、それは良いんだ。お前、どうする?続ける・・・・・・訳はないよな。そこで、店を上げて、パーティーを開こうと思う。あの御曹司の都合でも聞いておいてくれると助かるな」
「あの!」
「まぁ、そういうことだ。いやぁ、久しぶりにいい話を聞いたよ。いや、店としては悪い話か。どっちでもいいな。とにかく芽出度い」
シャンクスは上機嫌で、口笛まで吹いている。
ナミは何となく後ろめたさを感じながら、シャンクスの部屋を辞した。そう、芽出度い話のはずなのに、どうしてか、ちっとも嬉しくないのだ。むしろ、気分が沈む。
ホールに戻ると、ボーイが開店の準備をしていた。もちろん、そこにはゾロもいる。ナミに気が付いたボーイが何人か挨拶をしたが、ナミは適当に返して横を通り過ぎると、一番奥に一人いる、ゾロの後ろに立った。
「ちょっと」
ゾロが無言で振り返り、ナミを認めると、また視線を戻してゴミを片付けている。
「ちょっと。耳、あるんでしょう?」
挑発的に言うと、ゾロが不承不承と振り返る。
「あんた、辞めるんだって?」
「あぁ」
「あたしに挨拶くらい、あってもいいんじゃないの?」
「そりゃ、どうも。今日で辞めます。ありがとうございました」
ふてぶてしい態度でゾロは言うと、もういいだろう、と言わんばかりにナミを見返した。
「あたし、結婚するの。サンジくんと」
ゾロの眉が僅かに動いた。
「何か、言う事あるでしょう?」
どうして自分がゾロにこんな事を言っているのか、ナミは不思議に思うが、何だか、胸に大きな塊が痞えているような気がしたのだ。今、ここで吐き出さないと窒息しそうな、そんな予感がナミの口を動かしていた。
「何か?」
ゾロの顔が皮肉を載せて、歪んだ。
「あぁ。新しいペットが出来てよかったな」
「なっ・・・・・・」
ゾロはゴミ袋を抱えると、絶句したナミの横を見向きもせずに通り過ぎていく。置いていかれたナミは、動けず、石膏のように固まった。ゾロは、あんな嫌味を言う男だっただろうか。ペットだなんて、自分を見下げたようなことを言う男だったか?
(言わせたのは、あたしだ・・・・・・)
「ナミさーん、そろそろお時間ですよ〜」
他のボーイの呼ぶ声が聞こえたが、ナミはしばらくそこから動けなかった。
夜の女神が、心を空っぽにしていることなど、道に迷った子羊たちは知る由もない。今日も派手に賑やかに高値の酒が振舞われ、高らかな笑い声が響き渡る。
今日も変わらない日常。客の喝采を浴び、愚痴を慰め、時には叱り、時には甘え、客を上機嫌にして家路に帰してやる。
では、誰が、女神を上機嫌にさせてくれるのだろう。叱り、励まし、慰め、甘えさせてくれるのだろうか。
店はいつものように閉店の時間を迎える。今日は、客とのアフターを全て断った。サンジが迎えに来る約束に、いつの間にかなっていたようだ。
黒塗りの高級車が店の前に付けられて、ナミは皆より先に店を出ることになった。ゾロを探すが、見当たらない。皿でも洗っているのか、それともまたゴミでも捨てに行っているのか。酷く、心残りだった。
(どうして、あたしがあんなヤツこと)
馬鹿馬鹿しい、と吹っ切って、ナミは極上の笑顔でサンジの迎えに応じた。サンジが惜しむことなく、麗賛の言葉をナミに送り、手を取ってナミを車の中へ招き入れる。
「出せ」
サンジが運転手に命じると、車はゆっくりと動き出した。何となく、車窓から店を眺めて、ナミは胸の中で小さく「あっ」と声を上げた。
店の裏手に続く脇道で、ゾロが壁に寄りかかって、ナミの乗る車を見送っていた。その姿が、ナミを攻めているような、背中を押しているような、どっちつかずの不安定なものに見える。
「ナミさん、忘れ物でも?」
隣に座るサンジが、そっと手を重ねてきた。綺麗な手だ。男のクセに、白く、細い指がしなやかで、薄い掌は、まるでシルクのスカーフのようだ。
(ゾロのは、もっと大きくて、ごつくって)
何故か、ゾロと比べてしまった。何を馬鹿なことを。ナミは心の中で独りごちた。
「いいえ、何でもないの」
「そうですか、ならいいんです」
サンジが不安そうに瞳を揺らしたことに、ナミは気付かないまま、微笑んだ。
「今日は、貴女の部屋に行きたい」
唐突にサンジは力を込めて、ナミの手を握り締めた。
「そ、そんな急に!ほら、片付けもしてないし、汚いし、サンジくんなんか家に上げられないわよ」
「だから、いいんですよ。俺は、ありのままの貴女を知りたい」
「で、でも、急すぎない?あたしにも、色々と準備がね」
握られた手を振り解いて、ナミは顔の前で手を振って無理という仕草をしてみるが、サンジは中々諦めそうにない。
「それとも、何か、俺が行ってはいけない訳でも?」
「そ、そんなわけないじゃない」
(そんな訳、あるのよ!だって、家にはゾロが)
と、思ってみて、ナミはそういえば、ゾロはもういないのだ、と思い出した。そう。「ただいま」と言っても、「おかえり」と帰ってくることはない。
「い、いいわよ。でも、ホント、散らかってるから。呆れないでよ?」
ゾロがいないから、部屋も汚いままだった。
「何なら、俺が片付けますよ」
「やだ、もうサンジくんたら!」
(そんなことは、ゾロと2人で休日にやるから)
(だから、そのゾロも、もう関係ないんだってば)
どうして逐一、逐一、ゾロのことを思い出してしまうのか。一緒にいた時間が長すぎたのかもしれない。
「じゃ、今日はリビングまでしか行きませんから。そうしたら、大人しく帰ります」
釈然としない気分で、ナミは頷いた。
サンジの押しに負けて承諾はしたものの、自宅に他の男が入ることにどうにも抵抗がある。
(まさか年下の男と同居してました、何てバレでもしたら、せっかくの話も破談よ)
ナミは自分の気持ちにそう結論付ける。だから、自分はサンジの訪問に抵抗があるのだと。
大丈夫。私は上手くやれるわよ。大体、一緒に住んでいただけだし。大丈夫よ。
誰に誓ったのか。それは自分でもわからない。
サンジが勧めるバーに寄り、軽くワインを飲んだ後、サンジはナミを家まで送っていく。いつもと違うのは、そのサンジが今日はこのまま帰らない、ということだ。
暗証キーを打ち込むと、ロックが解除され、自動のガラス扉が左右に開いた。
「ちょっと、待ってて」
エントランスにあるポストを覗く。
ダイレクトメールにカードの請求書。そして、見慣れない封筒が一通。やたらと分厚い銀行の封筒が無造作に宛名も差出人もなく放り込まれている。そして、コンビニの袋。触ってみると、まだ温かい。
「え?ちょっと、これ・・・・・・」
封筒には100万の束が2つ。
「ナミさん?」
コンビニの袋を見ると、ナミの大好きなあんまんが2つ。
「ナミさん?どうか、しました」
「あの馬鹿!こんなお金どっから!」
ゾロのヤツ、まさかサラ金にでも手を出したのか?いや、もっと危ない所から借り受けている可能性もある。こんな一度に無理をして、それこそ、その身が危ない。店の裏で行き倒れているだけではすまないだろう。
「オマケに、あんまん、2つも!気を使うところが違うのよ、いっつもいっつも!」
隣にいるサンジに封筒の200万も、ダイレクトメールも請求書も押し付けて、ナミはあんまんを袋から取り出し、一つ乱暴に噛り付いた。
「あ、あの、ナミさん?」
「ちくしょう。美味いじゃない」
あんまんの温かさに、涙が零れた。きっと、ゾロは。ナミが帰ってくる頃を見計らってポストに入れていったのだろう。きっと、いや、必ず。
「ごめんなさい、サンジくん」
「はい?」
事態が上手く飲み込めていないサンジが、あろうことか素っ頓狂な声を返した。
「やっぱり、あなたとは、結婚できません。ごめんなさい!」
ナミは勢いよく頭を下げた。下げたまま、続ける。
「ごめん」
「頭を上げてくれませんか」
サンジはナミの肩に手を添えて起こす。ナミが恐る恐る顔を上げると、目を細めて微笑んでいた。
「どんな、男ですか。俺が負けたのは」
「いや、男って」
「わかりますよ。・・・・・・俺には、そのくらい、聞く権利はあると思うな」
手にしたあんまんを見詰め、ナミは「えぇと」と考える。
「歳は、4つ下で、それで、借金してて。飲まず食わずで倒れてて。拾ってきたんだけど、ガサツで、馬鹿で、乱暴で・・・・・・だけど、あたしのこと、よくわかってくれて、一番心配してくれた。金はないし、それどころか借金あるし、どうしょうもないヤツで、いつも頭に来るけど」
あんまんを買う時、彼はどんな顔をしていたんだろう。2人で食べたかった。ゾロは、肉まんの方が好きだったけど、いつも、ナミに付き合ってあんまんを食べていた。
仕事で疲れた足をマッサージしてもらいたいし、あの不味い朝食だって一緒に食べたい。
「一緒にいるとね、安心するの」
「あの、ボーイですか?緑色の髪をした」
ナミは頷いた。サンジはナミの肩から手を離すと、大げさに肩を竦めて溜息を盛大に吐いた。
「だと、思ったんだよな〜。ナミさん、いっつもアイツのこと見てんだもん」
「サンジくん?」
「アイツもいつも、ナミさんのこと見てるからな。俺が入り込める隙間って、ないんじゃねぇかとは思ってたんだ」
サンジはおどけて乱暴な口調で言うと、ネクタイを緩めた。不意に真剣な眼差しになる。
「早く行けよ。探せばまだ近くにいるんじゃねぇの」
突き放すような声に、ナミの熱くなった頭がすぅっと冷めていく。
「ゴメン!ありがとう」
あんまんを片手に、ナミはマンションを飛び出した。その後ろからサンジが、
「悔しいから、俺は応援しないよ」
「けっこうよ!」
(ありがとう)
何度も、礼を言ってナミは一目散に店を目指した。もしかしたら。彼は、あそこにいるかも知れない。
すっかり照明の落ちた、クラブ・グランドラインの、その裏に続く路地。宴の後の寂しさが漂う街で、ナミはゾロと初めて出会った。
ゾロはボロボロで、家に連れて帰って、食事をさせてやったら、それはそれは、美味そうに頬張っていた。何だか、可哀相で、家に置いてやり、事情を聞けば、他人の借金を背負う破目になった、とんでもないお人好しの青年だった。
助けてやったというのに、無愛想で、不器用な彼は、丁度独り暮らしの寂しさと退屈を持て余していたナミを、励まし、慰めくれる存在となった。
「いた!」
家に帰ったら、彼がいるのが当たり前だった。仕事の時にいつもナミのテーブルに注意を向けていてくれたのも彼だ。慣れない水商売の礼儀作法を家で教え込んだ。
「何してんのよ、こんなところで」
ハイヒールを片手に。冷めてしまったあんまんをもう片方の手に。ナミは店の裏手の階段に座り込んでいるゾロに声をかけた。薄明るい外灯がゾロの顔に深い影を作っていて、表情は伺えない。が、驚いているのが、ナミにはわかる。
「あんまん、あんなところに入れといたら、冷めちゃうじゃない」
「・・・・・・うるせぇな」
隣に座って、ナミは顔を逸らそうとするゾロの鼻先にコンビニの袋を突きつけた。
「ほら、一個はあんたの分よ」
「俺は、別に・・・・・・」
「今度は、肉まんにしていいから、今日は我慢して食べんのよ」
迷って、一口食べると、「不味い」とゾロは呻く。
「あんたのお陰で、結婚がパーよ、パー。どうしてくれんのよ!」
「あぁ?」
「サンジくんに言っちゃったわよ、さっき。あなたとは結婚できない、って」
冷たくなったあんまんをかじって、ナミは天を仰いだ。
「帰って来なさいよ。意地張ってないでさ」
ナミの愛犬は耳を寝かせたまま、困ったようにナミの様子をチラチラと伺う。
「戻ってきて・・・・・・欲しいの」
「戻って、いいのか、俺?あんなこと、したのに?」
「今度やったら、タダじゃおかないからね!」
「約束する」
ナミは食べかけのあんまんを放り出して、可愛いペットの首にかじり付いた。
「わ、お、お前な!」
初心な奴め。
「こういう時は、ちゃんと抱き締め返すの!」
「へいへい、ご主人様」
「よろしい」
忠実なペットは、主人の言う事に逆らわない。
誰も、女神には勝てない。勝てる者が、もし、いるとするならそれは。
彼女に認められた、反抗的な番犬のみ。
今日も朝が来、そして夜の帳が街を包む。
夜の女神の時間はこれから。今宵も宴が華やかに執り行われれる。
「ナミさん、御指名です」
「はーい」
一際華やかな衣装に身を包んだナミが優雅に立ち上がる。
「ねぇ、ゾロ。あたし、一つだけ、あんたに聞きそびれたことがあるんだけど」
「あんだよ?今、仕事中だろ」
「あんたさ、あのお金。どうしたのよ」
「あー、あれか。勘当された親父に頼み込んで貸してもらった」
「へぇ、お父さんいるのね」
「あぁ。今、国防長官なんてのやってるよ」
「ふーん」
ゾロはナミを指名された席に案内すると、慣れた様子で頭を下げて立ち去る。
(へぇ、国防長官ね・・・・・・ってことは、軍のトップじゃない。へぇ・・・・・・え?)
「ええぇぇぇー!?」
ナミの絶叫が、夜の桃源郷に響き渡った。
了
<管理人のつぶやき>
タカビーなナミさんがゾロを顎で使う。それに対しあくまでも従順なゾロ!
ここはユートピア?こんな世界があるなんて(笑)。あのゾロがナミのおみ足をマッサージですよ、マッサージ!
しかし、ゾロは恩あるナミに密かに苦しい恋心を抱いていたのです(うっしっし♪)
ナミの暴言についにゾロが狼に変身!(それは違う話でしょ) でも、すぐに踏みとどまる。こういうところが奥ゆかしいヤツですな。
そして、ゾロと離れて、ようやくナミはゾロの大切さに気づくのでありました。
これからどんな関係を築いていくのか、とても楽しみですv 続き無いの?(催促かい)
R18esistance様(閉鎖されました)で、かつて早い者勝ちのリクの受け付けがありました。
んで、私が1番をゲット!リクエストしたのが、「ゾロが年下設定で、ナミは最初、ゾロのことを男とも何とも思っていない。ゾロが先にナミのことを好きになる。ゾロ→ナミなシュチュエーション。」 当時「きみはペット」というドラマをやってまして、それを見て影響された。というわけで、このゾロはペット扱いに・・・(笑)。
瞬斎さん、素敵なお話をどうもありがとうございました♪