STAR NAVIGATION  後編
            

MOMO 様






ー ・・・ミ



その声は低い


蜜月の夜に自分の耳元でささやく心地いい音に似ている



ー ナ・・・ミ



その手は熱く強く けれども優しい





「ゾロ」



思わず、声がでた。
久しく深夜甘く呼んでいない名前が漏れた。


そこではっと目が覚める。





ゾロはいきなり目を覚まして、自分を凝視している恋人を一瞬不気味に見た。
自分が起こしたのだから、起きるのは当たり前なんだが・・・

「その・・・なんだ?もうちっと可愛く起きれねぇのか・・てめぇは」
「なんの用。ロビンがいるのよ」低く抑えた声は寝起きのわりにはっきりしている。
「夜這いに見えるか」
「いつでも見えるわ」
「アホったれ」


暗闇でヒソヒソと会話をかわすとそれだけで興奮するのは自分だけだろうか。
夜這いじゃないにしろ、妙な気分にさせるのは恐らく彼の体温と体臭の効果だ。

「ねぇ・・フェロモンでてるわよ」
「やかましい、はやく何か着て出て来い」
「?」



甲板はやや強風に呷られていた。海面は白波がたち、濃霧がメリー号を包む。
視界は半径10メートルが限界だった。予想していた海域だったが、やはり難航しているのだ。
パーカーのフードが頭にかぶさるほどの風に背中を押され、早足になる。

「やっぱり!ここまで荒れると面倒ね!船が進みやしないわ!」
天に舌打ちした。

「なあに?なにか発生した?サイクロンができる状況ではないはずよ!」
蜜柑畑にかぶせたビニールが飛ばされてはないかと横目で確認しながらゾロを追う。

「ちょっと!」

ゾロは黙ったまま、船首の先まで登っていく。

「!ちょっと危ないわよっ!ルフィじゃないんだから!霧で濡れてすべるわよ!」
「来い!」
「・・・は?」
「早くしろ!」
低く叫んだゾロは真剣な顔で長い腕を伸ばし、ナミに手を差し伸べた。
彼の顔は打ち上げた波しぶきでびしょ濡れだった。




「本物かどうかは、お前しか判らねぇだろ!」


「!」




一瞬息が詰まる。





そこからは、自分がどうやってメリーの頭まで辿り着いたのか記憶になかった。
ただ、痛いほどに自分の腰を片腕で抱きしめ、落ちないように支えていたゾロの体温だけを覚えている。



「聴こえるか」

「聴こえる」

「見えるか」

「少しだけ」

「どうする」




どうする?



会いたい! 山ほどある! 聞きたいことが!




「待って!」



自分でも信じられない大声がでていた。


「待って!ねえ! お願い!!! 待って!」


波音が荒すぎて、その声が霧に吸収されてしまうような気がして必死で叫ぶ。
ゾロも大声で呼び止めていたことに少し後で気がついた。それぐらい無我夢中だったのだ。



二人の叫び声が聞こえたからなのか、進行方向がこちらだったのか。
霧幕から現れたのは見事な巨大カヌーだった。

船首と船尾が数メートルの高さで白鷺のような長い首の形になっていて、
どこでどうバランスをとっているのか不思議な曲線を描く船体は黒光りした木でできている。
わずかだが、ふかい木彫り模様が施され、中には肌の浅黒い上半身裸の男達が8名ほど見える。
一人はただ前方を見つめ、オールを漕ぎながら歌う彼らに時折話しかける。
そうすると、彼らの歌は短調や長調に変化してまるで呪文のように海に響くのだ。

文献に載っていた古びたスケッチと重なることに気がつき、ナミの全身に鳥肌がたつ。

何かを唄っているのか。陽気でもなく陰気でもない、それは厳かな唄。

「お前が探していた奴らか」
「・・・どうして」
「え?」

「こんな荒れた海の上なのに、まるで凪いだ海面にいるみたい。
 どうしてあんなに落ち着いていられるの?」

唇が興奮で震える。ゾロの腕を強く掴みながら、しばらくその一族の姿に呆然としていた。


「行け」
「・・・え?」
「下にロビンが船を用意してる。ここから落としてやるから」
「・・・・」
「錨は降ろした。何かあればすぐに追っていく」
「・・・ゾロ」
「俺の頼みごとを忘れた罰だ」
ニカっと笑ったゾロの口元に雨雫が流れこむ。



「ひどい罰ね」負けずに笑った。でもどうしてだか微かに涙がでた。
「だろ?」



その途端にゾロの腕はナミの身体を離し、ナミはあっという間に海に落ちた。
しっかりと無数の白い腕が彼女をキャッチしたことを確認すると、ゾロは甲板へと飛び移る。

船はロビンのオール代わりの手によって漕ぎ出され、確実にカヌーに近づく。
ナミは片言だか、聴き慣れない言語を叫びながら両手をふりあげ
彼らに敵ではないことをアピールしていた。
しかしそこで視界は切れ、2隻の船は白い霧の世界へと消えていった。


「大丈夫。無事に合流できたみたいよ。あとは彼女しだいね。」

背後でロビンが目をつむりながら、何かを確かめるかのようにブツブツと呪文を唱える。


「つまんね」


一部始終をマストにぶら下がりながら見ていた男がぼやいた。
降りてきてもなんだかむくれている。

「お前には不向きの冒険だ」
「知ってるさ。でもつまんねっ!」
「じゃあ行けよ」
「いいよ」
「・・・・」
「いい」
「わかってんじゃねぇか」
「船長だからな」

ゾロは笑って彼の麦わら帽子を軽く叩くと、天候にも関わらずその場でゴロンと寝始めた。
しかしすぐに、狙いを定めたようにどこからか飛んできた吸いかけのタバコが顔の横に落ちる。

「・・・・」

見張り台で不機嫌そうにこちらを眺めているスーツ姿にため息をついた。
また腰を触りすぎだとか何とか、喧嘩を売られるに違いない。







************





ー ・・・ロ



その声は低い


蜜月の夜に自分の耳元でささやく心地いい音に似ている



ー ゾ・・・ロ



その手は小さく温かい そして優しい





「ナミ」



思わず、声がでた。
久しく深夜甘く呼んでいない名前が漏れた。


そこではっと目が覚める。






「・・・・・・」
「・・・・・・」



しばらく互いに見つめあう。
手を握られて、硬直した顔が目の前にある。

「今のは誰にも言うな」
「う・・・うん」


「おーい!チョッパー!ゾロは起きたかーー!?」

遠くでウソップの叫び声が聴こえた。蹄を手離し上体を起こした。
目をよく見開けば、それは夢のような快晴で眩しい日差しが自分を思い切り照らしていた。


「ご・・・ご飯だよ」
「・・・わかってる」

この船医のまるで初夜を明かした夜明けの女のような顔はなんなんだ、愚問が頭をめぐる。
夢の中で柔らかいナミを抱きしめたような気がして、ゾッとする。
しかし、そんな思いも吹き飛ばす眩しい笑顔が食堂にあった。


「おはよう」
「・・・・あ?」

「あ?じゃないわよ。いつまで寝てんのよ」


それはいつもの風景だった、奥のキッチンではサンジとルフィが
何年にも及ぶ長い朝食戦争をおっぱじめていたし、誰もかれもがいつも通りだった。
だから、一応食器棚から取っ手が取れた間抜けな専用マグカップを取り出して
ポットの黒い液体を注ぐとグイとそれを飲み込んで、横にいる彼女の顔を盗み見する。

「何よ、なんかついてる?」
「・・・いや、その・・・早かったな」
「なにが?」
「なにがって・・・てめぇ」

そこまで言うと、彼女は太いソーセージにフォークを垂直に鋭く刺す。

「てめぇ?」
「・・・・」
「てめぇはあんたでしょ!一体何時間寝れば気が済むわけ!
 私が何度起こしたかわかってんの?呑気にグーグー寝くさってさ!」

「ヒヒホ!ホミ!(いいぞ!ナミ!)」
「ルフィ!てめえの口の中に何入れやがった!あーーー!焼きたてパンをっ!」

「?今日は何日なんだ?」
「・・・・呆れた。ったく、はい!これでコーヒー飲んで目を覚ましなさいよ!」
「なんだこれ・・・」
「わ!ゾロのおニューマグカップか?!それなんの模様だ?」
はじゃぐトナカイ。低血圧には無縁だ。
「これはねぇ、竹林っていって、この男が住んでいたど田舎に生えていた植物よ。チョッパー。
 ちょっと爺臭いわよね♪まあ、そこが渋いっていうの?」
「渋いぞ!ゾロ!」

「てめぇ、買ってあったんじゃねえかよっ!」
ウソップが皿を持ち上げた。

「だって、見張りを替わる口実が思いつかなくてぇ〜」
ロビンが席を立つ。

「しかも俺は無地を頼んだんだぞっ!どこに耳つけてんだ!」
サンジがルフィにフライパンを投げつけている。

「うっさーい!あんたの腹巻に合わせてやったのよ、感謝してほしいくらいね!
 朝からグチグチ言わないでよ!」
チョッパーは一気に目玉焼きを口にいれながらウソップに近づく。

「ウソップ、海賊は辛いな・・・ムグムグ、・・ムグッ!」

ウソップは黙って、喉に玉子をつまらせた気の毒な船医の背中を叩いた。








結局、ゾロが起きたのは例の夜から2日後の朝だったのだ。
気を張っての見張りが効いたのか、ナミが帰ってきた時でさえ起きなかったらしい。
それが彼女の機嫌を損ねたのは言うまでもない。


その晩、帰還のお祝いにかこつけた宴で海賊達は「秘術談議」に花をさかせた。


「結局、私が後継者なわけでもないからもちろん教えてもらえなかった。
 でもね、少しの間だけ一緒に航海することは許してくれたのよ」
「どうだったの?」
「うーん、なんとなくだけど、何を見て、何を感じて船を動かしているかは
 少しだけ判った。本当に少しだけね」

「凄いわ・・・まだ存在している民族は私達が思っている以上にいるのよ」
「うん、そう思う。結局島らしきものが見えて、彼らの歌声が高くなったの。」
 ああそこに少しの間滞在するんだろうなって思った、荷物を積んでたし」
「彼らなりの地図を広げる為の航海なのね」
「そうよ、きっと私達のまったく知らない地図よ」
別れ際に、わずかに聞き取れる言葉でアンタレスの真下を目指せとロミ族はナミに伝えたという。
とにかく紅い光を北にしてオールをこぎ続けると、なんと夜明けの光と共にメリー号が現れたのだ。

この件に関して心底興味深々だったロビンが感激している。
ルフィ達が内情を知ったのも彼女の口添えがあったからだった。

ナミは珍しく興奮しながら、身振り手振りでその時のことを楽しそうに語りつづける。
仲間達は甲板に寝転がりながら、その話を肴に酒を楽しむのだ。 

「だからね、伝統航海術は今は幻のスターナビゲーションなのよ」
「スターナビゲーション・・・なんだかかっこいいなぁ」

「航海に使う道具は何もないの、空と海と星と海の仲間達が道しるべなのよ?
 それって凄く経験をつんで、口承される内容を把握していないとできないことよ。
 何か勘違いをしてしまえば、すぐに迷って死んでしまうもの」
「し・・・死ぬのか」 相槌役のチョッパーが脅える。

ウソップは半分寝ている顔でうつぶせになり、頷いている。

「ナミさん、ずっと会いたかったんだろ?よかったなあ」サンジが煙を天に吹きかけながら笑う。
「うん・・・そうね。また会いたいくらい」

「会いに行けばいいんじゃん」
「またルフィ!あんたは簡単に言うわね!」
「だってよ、ナミはナミの伝統航海ナンタラを作れるだろ?」
「・・・・え」
「それが完成したらどこへだって会いに行けるんだろ?」
「なんか漠然としてるわね・・いつもあんたが言うことは」
「がははっー!」
「笑ってごまかすなーっ!」

「がははっー!俺は俺の海賊史を作るんだーー!」

その言葉が合図になり全員でビールを掛け合い大声で歌い宴会は最高潮に達する。

「がははっーー  はーーーーー!?」

「!!あの馬鹿っ!」

そして調子づいて樽乗りしていたルフィがなんとそのまま海に落ちてしまった。
一同が慌てて海を覗き、ゾロとサンジが一斉に飛び込むと意外な救助船がルフィを支えていたのだった。

大きな甲羅にクテクテになったルフィが乗っていたので、ナミは思わず吹き出してしまう。
間違いなく、あの密漁船から逃れた海亀だったからだ。

「なんとかの恩返しってやつか」

ずぶぬれのルフィを抱えながら梯子を上り、ゾロが声をあげて笑った。




************





「ずっと見張ってたのね」

緑色の髪の毛に顔をうずめながら女が囁いた。
泥酔死した仲間達から離れた甲板に寝転び2人でじゃれ合っているとナミが突然問いかけたのだ。

「知らん」
「ふーん、まあいいけど」

いいけども、船に戻った時に実はチョッパーから聞いていた。

ルフィとゾロはナミの見張りだった日々、毎夜毎夜甲板でこっそりと寝ていたのだ。
時には熟睡していたかもしれない。(特にルフィは)
けれどもあの間抜けな密漁者達が脅えていたのは、仁王立ちのウソップではなく
その背後のさらに高い位置から仁王立ちしていた、二つの影。
海軍手配書通りの「麦わら」と「剣豪」の姿だったのだろう。


「甘やかされたもんね」
「何の話だか」

酔っ払いついでにナミの親指に濃厚なキスをする。
わずかに動いたので、その指に再び唇をあてた。


「アンタレス、グラフィアス、ジュバ、エプシロン、エータ・・・」
「?」
ナミは仰向けになって夜空を見ながらつぶやき始めた、ゾロの分厚い腕がいい枕になる。

「シータ、・・・イオタ、シャウラにミュー・・・あとは忘れたわ」
「なんだ?」
「蠍座の星達の名前。あんたの生まれた月の星座よ、覚えておけば?」
「必要ねえぞ」
「ちなみにアンタレスは別名『酒酔い星』よ。いつも紅いから」
「・・・・」
「あんた、恐怖の方向音痴なんだから星くらい知ってたらいいいのよ。道は開けるわ」
「お前が開けよ」
「・・・・・ああ、そっか」
「?」
「そうね」

ナミの表情は穏やかだった。自分はまだ夢から醒めていないのかもしれない。

「術よりも大事なことを忘れそうになってた」
「・・・・」
「海は敵じゃないのよ。私ね、いつのまにか天候のトラブルと戦っていた。
 時には予測がつかないから憎らしくて悔しくて。
 自然現象だから、どうあがいても変えることはできないのはわかってる。
 でも海や自然のことを考えて、どうしてそうなったのか考えようともしなくなっていた。」
「ふーん」
「わかんないかな?」
「さてな」
「ふふ、・・・そうね、私にもよくわかってないけど。まずは受け入れないといけないのよ。
 嵐も雷も、サイクロンも。海の上では当然の現象だから、焦っても無駄なのよ。
 もっと落ち着いて、自分達も海の一部だと思えば最善の道が見えるのかもしれない。」
「・・・・ふーん」
「ゆだねる。尋ねて、答えを導く」
「・・・・」
「そんな 気がする」


もうきっとゾロは半分も聞いていないだろう、腕から感じる呼吸が穏やかになっていくのがわかる。



「大丈夫、道具がすべて無くなってしまっても、あんたらを連れて行く」





ー必ずね

















久しぶりに夢をみた。

それは故郷の村の夢。
まだ何の悪夢にも染まっていなかった穏やかな日々。

いつも内緒で母の本棚から盗み見る本があった。



 こら!ナミ!それはあんたじゃ、まだわかんないよ!汚さないでよー!

 大丈夫!もう読めるよ!

 へえ、じゃあ読んでごらんよ?

 えっと・・・で・・・でんと うかい じゅつ ぶんけん

 うんうん

 ・・・・すたあ  なび げしょん・・・

 うんうん

 ・・・・・

 どうした?ナミ?

 貸してくれる?

 ・・・わかった。いいよ、たくさん勉強しな。 ナミにあげるよ!

 ほんとーーーーーーっ?ありがと!



その後、本は家財と共に焼き払われ、自分の人生の天地がひっくりかえる。
けれども、同じ本を再び手に入れ、彼らに出会えた。
グルグルと運命がめぐり廻っている。


 真の海の道?
 
 そうね、私が作るわ



そんなことを夢と現実を彷徨いながら考えて、また目をつむる。
深く深く、穏やかな眠りへと 落ちていく幸せを感じながら。







<おわり>










STAR NAVIGATION:スターナビゲーション

あるいは伝統航海術とよばれる秘術。
海図やコンパス・羅針盤などの近代計器を一切使わず、
星や風・波のうねりや鳥やクジラをはじめとする海上の生物など、
あらゆる自然現象をたよりに舟を目的地に導く高度な体系のことを指す。

現在では太平洋全域でこのような文化が廃れつつあるが
ミクロネシアのヤップ島以東にある小さな離島群では
未だ細々と口承によって人々の間に受け継がれている。
その多くは伝説として封印されつつある。

今から4000年ほど前、古代モンゴロイドは、これらの技術によって
東南アジア島嶼部から東へと星の航路をたどり、広大な太平洋に浮かぶ
小さな島々に次々と移住していった。

偉大な航海者たちはオセアニア全域を横切り、さらに南米大陸まで動いていた可能性がある。
彼らは根菜類中心の農耕文化を携え、主として沖合の島々に居住地を定め、
島から島へと早いスピードで南東へ移動した。

そこからまた2000年をかけて人類は放射線状に様々な島へと航路を広げていく。
最後のフロンティアと呼ばれるニュージーランドに行き着いたのが今から約1000年前のこと。
日本にはこの秘術をライフワークとし、ミクロネシアに通いつづけている冒険家もいる。
(参考資料「STAR NAVIGATION」より一部抜粋)



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(2003.11.07)

Copyright(C)MOMO,All rights reserved.


<MOMOさんのあとがき>
STAR NAVIGATIONは以前から興味があった事柄でした。
現在もまだ続いている航海術ですから、それも神秘的な話です。
文末の解説でみなさんに理解してもらえれば嬉しいです。

本当に久しぶりの作品なので、調子がでるまで時間がかかってしまいました。
(いや結局調子がでたのかさえ判らないまま。笑)
けれどまた私の中でお休みしていた海賊達が動き出した感じです。
このような機会をつくってくださった四条さんに感謝です。

このお話のナミは結局何を得たのかは、私もはっきりと答えをかきませんでした。
でもいずれ彼女が出版する本に今回の事件が書かれていくのだろうなと、勝手に想像しています。

ちらりと私のシリーズ(何の?笑)に登場するゾロのマグカップネタもちょっと話が前後するのですが入れています。だ・・・誰も気づかないと思います。涙


<管理人のつぶやき>

探し求めるナミ。その必死な様子から、こんなにも思い入れのあるものなのかと。
そんなナミを、クルー達も詮索せずに温かく見守る。その心遣いがうれしいです。
とりわけゾロはナミのことをよく理解した上で手を差し伸べ、送り出す。ええ男だ、ゾロ!
ルフィも「つまんね」と言いながらも決してナミの領域を侵さない。分かってる男だ、ルフィ!
ナミが航海術にかける情熱がひしひしと伝わってきました。
彼女はどんな海の道を切り開いたんでしょう。未来の本をぜひ見てみたいです(^.^)。

待ってましたのMOMOさんの新作です〜。
セリフや言葉遣い、エピソードの一つ一つがキラキラと光ってて、もう大好きなんですv
さて、MOMOさんのあとがきにある「マグカップネタ」が気になる方は、魔女と剣豪様(閉鎖されました)へ行ってMOMOさんの作品群を読み返してみましょう♪
うー、やっぱりMOMOさんの作品は素晴らしいー!
MOMOさん、ご投稿本当にありがとうございました!!

 

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