夕食後の特に何も用のないまったりした時間。
その日はサンジオリジナルデザートの試食会とやらが開かれていて、いつもは好き勝手行動する船員たちが、みな一様にキッチンに集まっていた、その時。
突然「ファーストキスは何歳のときか」という話題が天から降ってきた。
経験のないものが二人。
キスってなんだ?とつぶらな瞳を向ける船医と、「俺には国に残した三千人の美女が・・」といつもの口上を早々に見破られた狙撃手。
17と答えたものが一人。
つい最近、アラバスタでビビにした!と叫んで、コックの爆裂キックを食らいそうになったとぼけた顔の船長。
13と答えたものが一人。
「ビビちゃんが・・、こんな食欲魔人の餌食に・・」と滂沱の涙を流すコック。そのお相手は10歳年上の、大富豪の若夫人。旦那の目を盗んでバラティエの船尾で満月をバックに・・とロマンチックに語るが、単に遊ばれただけじゃない?そうね、からかわれただけよ。と冷徹な評論を下す二人の女性。
てんてんてんと進んだ男性陣の、最後の一人に全員の視線が集まる。
話の内容に無関心で、酒を瓶ごとあおっていた剣豪に。
「てめえはいつだよ?」
サンジの問いに、ゾロはしばし記憶を過去にめぐらす。
「・・12か」
「なんだとお!」
このマリモが俺より早いなんてありえねえ! とサンジは条件反射にゾロの胸倉を掴んだ。
「いいか、キスにもいろいろ種類があるが、神聖なる『ファーストキス』ってのに数えていいのは限られてんだよ!」
「・・・」
「まず親兄弟ははずせ!ガキの頃に口移しで離乳食なんて誰にでも経験がある話だ」
「・・それなら1か2だろ・・。・・12だ」
「それに唇と唇だ!頬やら額は新年の祝いの挨拶に良くやるからな」
「・・12だな」
「酒場でおネエさまに誘われてなすがままってのもダメだ。男なら自分から行ってこそだぜ!」
「・・12」
「思春期に好奇心でただの友達とってのは最悪だぞ! 心底惚れた女にしてこそ本当の『キス』だ」
「・・だからそれで12だって言ってんだろ!」
「・・嘘でしょう!?」
その言葉に最も衝撃を受けたのはナミだった。
皆の前で到底言う気はないが、ナミ自身のファーストキスは『ほんの何日か前』だ。
相手はもちろん隣に座る剣豪で、その時に勢い余ってバージンも奪われた。
いやいや、それはこのさい置いといて。
ゾロのファーストキスは「12歳」。
じゅうにさい!ナミの中でその言葉がエコーする。
つまり身長だって声だってろくに子供の域から出てないときに、ゾロは『惚れた女の、唇に、自分から』キスをした、ということだ。
なんてマセガキだろう・・・。
あんぐりと口を開けて、勢いよく立ち上がってしまったナミを、胸倉をつかみ合って怒鳴りあってたサンジとゾロはもちろん、船員全員が呆然と見つめている。
それに気づいて、
「あら、やだ」
と慌てて座るナミ。
危ない危ない。ゾロとの仲はまだみんなに秘密だった。
それ以上の視線をはじくような結界を周囲に張り詰めて、ナミはそ知らぬ顔でその場をやりすごす。
流れ的に次はゾロの隣に座るナミのような気がするが、「今なんか振ったら殺すわよ」という結界の看板文句を誰もがはっきりと視認していた。
「・・ええと、じゃあロビンは?」
さすがはウソップ。危機回避能力は船員随一だ。
オレンジ危険地帯を華麗に飛び越えて、艶っぽい微笑を浮かべた考古学者にボールを投げた。
「あら、私? ・・ふふ。聞きたい? 聞きたいの? ・・本当に聞きたいのかしら?」
怪しい仕草で顎に添えていた指を差し出すと、ウソップの両脇、頭、足の周囲に合計六本の白い手が、すすっと伸びてくる。
ここで応と答えれば、見ていて一番痛そうな技「ツイスト!」が炸裂する可能性100%だ。
「・・いいんえ。そんなこぉとありまふぇん・・」
涙まじりに両手を上げて降参すると、ロビンは最年長者としての余裕の笑顔で腕を消した。
「あまり女性の過去を詮索するものではなくってよ」
最凶の女性陣を敵に回す度胸は、たとえ未来の海賊王でも持っていない。
全身に冷や汗を掻いた男たちは、やや強引に新しい話題をひねり出し、おうおうと、わざとらしい明るさでそれに乗って、危険から遠ざかろうとする。
ナミとロビンのさまざまな思慮と憶測を宙に浮かせたまま、その日の夜は更けていった・・。
ファーストキス −1−
ソイ 様
明けて翌日。
昼食が終わった午後のこの時間帯が、GM号の乗組員にとって最も自由な時間帯である。
三時のおやつに腕を振るうコック有り、薬草の調合や医学知識の吸収に努める船医有り、お気にいりのデッキチェアで過去の歴史に思いをはせる者有り、頼まれた小物をアーティスティックに製作するもの有り、あるいはただ暇つぶしに伸びてみるもの有り、と、みな思い思いの私用で時間を潰している。
天候は晴れ。時々薄曇。
ナミは女部屋から出てくると、マスト下と前部甲板に目当ての人物がいないのを確認し、後部甲板へと気乗りしない足を伸ばした。
そこにいるのは、日々の鍛錬に励む世界最強を目指す剣士・・ではなく、今はただの寝ぼすけ太郎だ。
ゾロは蜜柑畑の下、キッチンの後壁にもたれるようにして高鼾の真っ最中。ナミはそんな恋人の真正面に立って、その顔を無表情に覗き込んだ。
昨夜の喧嘩の名残傷が、たんこぶになってゾロの額に赤い痕を残している。
ナミはそっとそれに触れかけて、すぐに手を引っ込めた。
なによ。ぐーぐー眠っちゃって。
八つ当たり気味にそう思いながら、昨夜から、何度繰り返したか分からないフレーズを、口の中で呟いた。
「ゾロのばか・・」
昨夜、ナミの機嫌は最低に近かった。
原因はもちろん、あの「ファーストキス」の話のことだ。
夕食後のあの話題がどうしても頭から離れないナミは、そんな話があったことも忘れているかのように、深夜女部屋を訪れたゾロと盛大な喧嘩を繰り広げた。きっかけはささいな口論だったが、徐々にそれは怒鳴りあいになり、ナミは枕に始まってハードカバーの海洋学辞典全15巻を1から順に全てゾロの頭にヒットさせ、挙句に彼を部屋から追い出す結果となってしまった。
ロビンはその夜、見張りのため部屋を空けていたのだ。
つまり、本当なら昨夜は、思いを通じ合わせてから、初めて二人きりでゆっくりできる夜だった。
最初に結ばれたのは深夜の砲列甲板。その後も人目を盗んで夜の蜜柑畑や後部甲板で逢瀬を重ねてきた。
どの時もひどくせわしなくて。
もっとゆっくり恋人の腕の中に閉じ込められていたいと、ナミは切に願ってきたのだ。
三日前に上陸した島も滞在期間はほんの1日。
しかも交代制で二名の船番を決めたクジでは、ゾロが前半、ナミが後半という有様だ。買出しやら情報収集やら迷子の船長の目付け役やら、下船しての仕事は二人とも盛りだくさんで、こっそり二人で無人の船内に残るわけもいかなかった。
ロビンを邪魔にするようで申し訳ないが、床に転がった毛布の上や、しめっぽい土の上でなく、柔らかで温かいベットに包まれて愛し合いたい。
その、せっかくの機会だったのに。
部屋からゾロを追い出したものの、そのまま心安らかに眠れるわけなど無く。
一晩中、ナミは枕に顔を埋めたり、バタ足でマットに八つ当たりしながら、明けて行く空の気配を一人寂しく女部屋で感じていた。
洩らした溜息は数知れず。
「悪いけど、朝食はいらないわ・・。疲れているから起きるまで寝かせておいて・・」
そうロビンに伝言と、ウソップに船の進路を託し、なかば篭城のように女部屋に閉じこもってしまったのは、むしろあの恋人に自分の苛立ちを思い知らせたいため。
様子くらい見に来い、と呪いのように念じながらベットに突っ伏していたが、どうやら先に睡魔が勝ったらしい。いつのまにか吸い込まれるように眠って、目が覚めるとこの時間だった。
甲板の上は、静かな風の流れしか感じない。
ナミは音を立てないよう中腰になり、まじまじと目の前の顔を見つめた。
実を言えば、ナミはあまりゾロの寝顔を見たことはない。片思いの間は、たとえ昼日中に甲板に転がっていても、気持ちを悟られまいとあまり直視しないようにしていたし、思いが通じ合ってからは、周囲の目が気になってむしろ近寄れなかった。それがないときは、そもそも寝かせる暇なんて与えなかったし。
気配に敏感なゾロが、自分の近くにいるときだけ無防備に眠っていると知ったのはいつの頃だったろう。蜜柑畑の下や、甲板に置いたデッキチェアの足元で、ゾロは自分の気配をまとって眠りに落ちている。そんなくすぐったい優越感が、恋に変わったのはいつの頃だったろう。
他の女の近くでも、そんなにぐっすり眠っていたの・・?
ナミは昨夜から気になって、でもどうしても口に出せないそんな疑問を、再び心の中で問い掛けた。
ファーストキスが自分とは違う人だ、など、そんなことはつまらない嫉妬だとナミも自覚はしている。
ゾロがナミと出会ってからまだ数ヶ月。その前に何人の女がいようと、何人との経験があろうと、それはゾロの都合であってナミには踏み込めない。本気で惚れた女の一人や二人、いてもしょうがないし実際いたんだろうとも思う。
でも、あんな具体的な例を出されれば心が騒ぐのが当たり前だ。
しつこく食い下がったサンジのせいで、それがよりリアルなイメージでナミの頭にこびりついていた。
ゾロの薄い唇が、規則正しく呼吸している。
ナミはそんなゾロの唇から目が離せなくなり、ぶんぶんと首を振って、重い溜息をついた。
見れば見るほど、頭の中で答えの出ない疑問が繰り返される。
その唇を触れ合わせた女の人は、どんな人だったのだろう?
こちらから告白するまでそんな素振りすら見せなかったこのゾロが、自分から唇を寄せた人だ。
美人? それとも気立てのいい感じ?
年は上? それとも同じくらい?
12歳のゾロに、どんな出会いがあったの?
その人のこと、今でも忘れられない?
とめどなく溢れる「?」マークに、いいかげん嫌気がさしてきて、ナミはゾロから視線を逸らした。
・・まったく。こんないい女が目の前で悩んでるってのに、ぐーすか眠ってる場合?
言葉にこそ出さないが、ナミは少々強気に啖呵を切って、ゾロの隣に腰をおろした。
・・目を覚ましたら、ちゃんとしっかりご機嫌を取ってね。
・・でなきゃ、今度はB4版の世界航路図全10巻をお見舞いしてやるんだから。
・・あんな話を忘れるくらいの、甘い言葉を囁いてよ。
・・そしたら、素直に・・ちゃんと笑ってあげられそうな気がするから。
横から寝顔を見つめて、とりあえず悪態をついてみる。と、少し心が軽くなったようだ。
吹き抜ける風と、目の前のパノラマ。心地いい気温と開放感が、昨夜からの鬱屈した気持ちを晴らしてくれそうな気がした。
短いスカートも気にせず足を投げ出し、すこし伸びをする。
・・ああ・・。こりゃ結構気持ちいいわね。
瞳を閉じると、柔らかな陽光が視界を白く清める。
穏やかな波は揺り篭のようで、とくん、とくんと打つ身体のリズムが、ナミの心に響いていた。
・・こいつも、同じ気持ちで眠ったのかしら。
ナミのことを考え、ナミについて悩み、そして答えが出ないまま一夜を明かしてくれたのだとしたら。
その慣れない疲れに意識を飛ばして、今もナミの夢を見ていてくれているとしたら。
その想像に、ナミは少し微笑んだ。ほんとにそうなら、と思いつつ。
眠りは、朝寝だけでは足りないようだ。
身体に残る睡魔が、再び活動を始める。
・・私も・・少し眠ろうかな・・。
女部屋での睡眠より、リラックスした気分で眠れそうなのは、隣にいる男の気配ゆえだろうか。
船の進路は、まだウソップに任せていても問題ないだろう。
ゆっくりと攫われそうになる意識を、徐々に手放していく心地よさに酔いながら、ナミの最後の疑問符が、心に浮かんだ。
・・その人と、今の私と、・・どっちが好き?
もちろん、答えは、ない。
意識の最後で、ナミはロビンの声を聞いたような気がした。
「・・航海士さん・・霧が・・・」
・・霧・・?
*******
やけにひんやりとした空気が頬を撫でた。
うっすらと瞳を開けると、目の前には乳白色の、白い霧のベールが幾重にも重なっている。
無意識に瞳を閉じ、また開ける。
・・霧・・?
意識が飛ぶ前の、ロビンの言葉をとっさに思い出した。
・・霧が出てきたんだ!
・・船をすぐに停めなきゃ! 帆をたたんで・・錨を降ろして・・!
視界の利かない中の航海は自殺行為だ。
瞬間的に覚醒する航海士根性にすがって身体を跳ね起こすと、指示を飛ばす大声のために息を吸う。
「みんな! すぐに船を・・!!」
停めるわよ・・と言葉を続けようとして、周囲の光景に息を飲んだ。
「え・・?」
海ではない。
そして、自分は船に乗っているのではない。
ナミの足元はしっかりとした地面だ。剥き出しの土に、雑草まで生えている。もちろん波の揺れはない。
あたりを見回すと、白い霧の向こうに、まっすぐと立ち並ぶ細い緑色の木がぼんやりと浮かんでいる。
さわさわさわという、風になびく薄い葉の音。しゅっしゅっと、何か獣の息吹のような音。
・・なに、これ・・。
ぐるりと身体を一回転させて、ゆっくりと視線を周囲に這わせていく。
そっと右手を伸ばし、輪郭を霞める緑の木に触れてみる。冷たい木肌が、青々しいみずみずしさをナミの手のひらに伝えた。
・・これって、竹・・?
こんな緑の木など他にない。周囲を囲むのは大きな竹の林だ。
左手を、すぐに届く別の木に勢いよく付ける。竹だ。右手でまた別の木を触る。これも竹だ。次々に竹をタッチして、その先が切れるまで追いかけてみる。しかしどれだけ歩みを進めてみても、密集した竹のしなやかさに阻まれて、この竹林の先に出ることができない。
・・ここ・・どこよ・・。
・・私は、船の上で・・寝ていたはずなのに・・・。
幾度も振り返り、方向を変えて歩を進めて、なにかの理解の鍵がないかと不安げに視線を彷徨わせる。
・・ゾロの隣で、昼寝してただけなのよ・・。
・・すごく気持ちよく寝ていたのに・・・。
・・なんだってこんなところに・・・。
自問する心は、だが、やがて、一つの答えを見つけ出した。
「ああ、そうか!」
ぽん、と手を打ったナミは、ようやくほっとして胸いっぱいの吐息を洩らす。
「これは、夢ね!」
ある意味、もっとも現実主義的な結論だった。
「夢か〜。それにしても・・色とか、音とか・・。ちゃんと温度もあるし、匂いだって・・」
ナミは手近な竹に鼻をよせ、匂いをくんくんとかいでみた。竹特有の、青臭い、それでいてさわやかな芳香が胸をくすぐる。
それがまたナミの不安を増大させるのだが。
「こんなはっきりとした感触があって・・・すごいリアルで・・」
ぺしぺしと、竹の表面を叩きながら、琥珀色の瞳をいぶかしげに細めたが、・・それも長く続かない。
「私の想像力って、ホントすごい!」
あくまでも夢世界であるという結論は、崩しようがないらしかった。
*
鳥の鳴く音がする。
風の動きが変わったことを少年は空気の流れで悟った。
瞼を開き、霧の中に一筋の線を見ようとする。
「来たか・・」
息を潜め気配を消して座っていた石の上に、音もなく立ち上がり、忍び走りで宙を飛ぶように、密集した竹林に飛び込んでいった。
速度は吹き抜ける風と同じか、それ以上。
黒一色の衣装に、腰に刺した三本の刀。
細く小柄な身体は一陣の黒い旋風のように、白い霧を裂いていく。
前方に、竹の緑とも霧の白ともつかぬ色を見つけ、音もなく刀を抜いた。
ヒュッ!
鋭い一瞬の空気の流れが音を立てて、白刃が白霧の中で煌めく。
だが、その獲物は。
「!!」
虚をつかれ、少年の瞳に狼狽の光が走った。
・・あいつじゃない!
・・なんだこいつ!
・・おんな!?
*
風が吹いたのだと思った。
ごう、という音を耳にして、ナミはとっさにそちらを振り向いた。
其処には、小さな黒い影。そして、戦いの中で見慣れた、覚えのある銀色の刃。
「きゃーーーーーーーーーーーーーー!!」
喉の奥から飛び出た悲鳴に声を乗せて、ナミの叫びが竹林に響き渡る。
視線だけは外さずにとっさに身を翻して、地面の上に仰向けに身体を倒した。
ドカ!
左耳のすぐ横に、突き刺さった長い刀。その柄を握った影は、ナミの上に跨るように倒れこんだ。
人だ、ととっさにナミは見取った。
黒一色の衣装に、小さな身体を包んでいる。
さらに視線を奪ったのは、腰に刺した三本の鞘。うち一本は見慣れた白塗りの・・。
「・・なんで、こんなところに女がいるんだ・・」
影は子供のような高い声で、いぶかしげにナミを凝視している。頭を小さく振ると、その短い頭髪が霧の中のうすい陽光に煌めいた。光を受けて育つ、若草色の髪が。
「・・ゾロ・・?」
ナミの声がかすれた。
「・・なんで俺の名前を知ってるんだ・・?」
ゾロと呼ばれた少年は困惑したようにナミに問う。
ナミの知るロロノア・ゾロという男は、筋肉質で、背も高く、錆びた低い声をしている。
目の前の少年は、身体も細くて、背だってそんなに高くない。なにより、声がまるで女のように高い。19歳のゾロより、顔も丸くて瞳も大きい。
それでも、その頭髪の色は言うに及ばず、鋭い眼光や、命よりも大切に扱う白鞘の刀。
同じものだ、とナミは思う。
−−そう、それはまさに少年の姿をしたゾロだった。
なおも握った刀に力をこめ、瞳には怪訝な光を宿している。そんな少年ゾロを見やったナミは、ややあって一言呟いた。
「・・夢って、いろんなものが出てくるものね・・」
「・・ゆめぇ・・?」
予想外の言葉に、ゾロは小さく口をゆがめた。
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(2005.03.28)Copyright(C)ソイ,All rights reserved.