sen −2−
panchan 様
ナミの中を押し開きながら、ゾロが徐々に深く入っていく。
「はっ・・あっ・・・うぅ・・」
「・・・クッ・・・・ッ・・・」
押し入ってくるゾロの大きさに痛みを感じながらも、心は嬉しさに打ち震えていた。
一度達したソコは自分でもわかるほど敏感になっていて、
内壁を擦りながらゾロが侵入する圧迫感と痛みすら、全て快感に感じる。
眉を寄せ、苦しそうな顔でナミを見下ろすゾロの表情も、
さらにナミを堪らなくさせた。
心も体も、喜んでゾロを迎え入れようとしていた。
それでも、ゾロの大きさのせいなのか、ナミの狭さのせいなのか、
途中まで入って抵抗が大きくなり、すんなりと奥までは入らない。
何度もゾロが腰を前後して徐々に深く進もうとするが、うまくいかない。
その行為だけでもお互いかなり高まって、絶頂感と射精感を耐えながら、
苦しそうに溜息を吐く。
どうしても、一つになりたい。奥まで全部。
痛みと快感ともどかしさで、自然とナミの目から涙がこぼれた。
ゾロが辛そうに見ながら、親指でそっと拭う。
「痛ェか?」
優しくナミを気遣うゾロの声。きっとそんな余裕など無いはずなのに。
涙を拭ったゾロの手を握り締めて、ナミは首を振った。
「ううん。痛くない。ハァッ・・このまま受け入れられない方が・・辛いわ・・」
ゾロが目を見開いてナミの手を強く握り返し、フッと笑って言った。
「・・おれもだ。ナミ、力抜け。痛くても、ちょっと我慢しろよ。」
ナミも涙を流しながら頷いて笑い返した。
手を握ったまま、ゾロは腰に力を入れなおした。
ナミを気遣うあまり奥へ進めなかったが、もう迷いはない。
もう一度入口付近で前後させ馴染ませると、今度は途中で止めずに、
息を吐きながら力を入れて一気に奥まで突き入れた。
「んああーーーっ!!」
すごく狭い場所を突き抜けた感じがした。根元まで全部、埋まった。
「ハァ・・入った」
ナミは眉をひそめて息を止めている。
痛みを耐え涙をこぼしながらもゾロに微笑んだ。
ギュウっとナミの中がゾロを締め付けて、一気に射精感が襲う。
「グ・・ッ・・」
ようやく一つになれたのに、今イク訳にいかねェと大きな波をじっとやり過ごす。
苦しそうだがナミもようやく息を吹き返した。
ただナミの中に入っているだけでも、すごく満たされた気分がした。
それでも、さらに高みを求めてしまう。
「動くぞ・・」
「うん・・」
ゾロがゆっくり腰を動かし始める。
「・クッ・・痛みは?」「・・ぁあっ・・うん・・大丈夫・・」
ナミの様子を見ながら動くが、もう涙は止まっていて、甘い声を上げ始める。
「あっ、ああっ」
奥を突くたびにナミが声を上げ、ゾロを締め上げる。
ヤバイ。一度暴走していた興奮に再び火がつき始め、自分の欲が止められない。
あっという間にゾロの腰の動きが早くなり、強く突かれてナミの体が上へずり上がる。
「ああっ、あんっ、ゾロ!」
ナミを首に掴まらせ、ゾロは腕をナミの背中の下へ回して肩を抱えるように持ち、
その逃げていく体をしっかり捕まえ、抱き寄せた。
ナミの豊かな胸が、ゾロの厚い胸板に押しつぶされる。
だめだ、もう頂点が近い。ナミの中も強烈に吸い付き、ヒクヒクし始めている。
もっと長く感じていたいが体が激しくナミを求めていて抑えられない。
でもギリギリまで中にいたい。
ゾロの動きがスピードアップする。
その突き上げる振動がナミの頭にまで響くほど激しい。
腰が砕けそうなのに、終わって欲しくない。
ゾロの呻くような声、視界に揺れるピアス、その乾いた金属音、
ナミの中を貫くゾロの分身、その熱い体、そして、
ナミの与える快感に耐えている苦しそうな表情。
ギリギリまで、最後まで、感じていたい。
こんなにもナミを求めているゾロの全てを受け止めたい。
「グ・・ぅっ・・ナミ・っ・・」
辛そうにナミを見る。
「ゾロッ・・ハァッ・・おねがい・・このままっ・・はっ・中でっ・・あ」
ナミが、間近で見下ろすゾロの目を真っ直ぐ見る。
ゾロがその顔に少し戸惑いを浮かべる。
「お前っ・・っ・・本気か・・?」
「うん・・ハァッ・・」
ナミがゾロの腰に脚を絡ませる。ゾロはすぐに決断した。
「よし・・・・いくぞ・・っ・・」
見つめ合ったまま、ゾロが早いピッチで強烈に腰を打ちつけた。
ゾロの首に掴まるナミの手に力が入り、皮膚に爪が食込んだ。
「ああっ、んあっ・・あっ・・ああーーーっ!ゾローーッ!」
「うっ・・・グァッ・・・・・ナミ・・・」
目を細め眉間に皺を寄せながら、ゾロが動きを止める。
ゆっくり頭をナミの肩に預けて、ナミをギュウっと抱き締める。
ナミの中でゾロが長い間、ドクドクと脈打っていた。
ナミの中もビクンビクンと収縮を繰り返して、搾り取るようにうごめいた。
二人ほぼ同時に、イッた。
抱き合ったまま、しばらく二人とも動けなかった。
お互いの荒い息と早鐘の様な心臓の音が響く。
ザアァァと、嵐の音がそれに混じって再び聞こえ始めた。
じっとそのまま、言葉も交わさず、しばらく二人で余韻に浸っていた。
時間にすると短かった気もするが、あまりにも濃い交わりに、
頭も体も痺れている。
しばらくそのままで重なっていると、上がりきっていた体温が徐々に落ち着いてきた。
「ハァ・・ハァ・・」
「ハァ・・・・・・・・ンッ」
ようやくゾロがナミの肩に乗せていた頭を上げてナミを見る。
「・・・泣くな」
また自然とナミの目から涙が流れ落ちていた。
それをゾロが親指で拭う。
「だって、なんかわかんないけど自然に出てくんのよ・・」
そう言ってその白魚のような両手で目を押さえた。
そんなナミを見ながら、ゾロは片肘をつきナミと密着していた上体を起こすと、
かき上げるようにナミの前髪を撫でた。
まだ下は入ったままだ。ナミが文句を言うまで、何となくこのままでいたい。
「お前・・中で大丈夫なのか?」
今更聞いてどうする、と思いながら、一応尋ねた。
「さあ・・・」
手で目を覆ったままナミが答える。
「さあって、お前・・まぁ、今更どうしようもねェけどよ、出しちまったしな。」
ナミは目を隠したまま何も答えない。
「それに、気持ちよかったしな。」
入ったままの腰をちょっと揺すってやった。
「ハァっん」
その刺激にナミが顎を仰け反らせ、また中でゾロをギュっと締め付ける。
「・・っ・・」
さっき放ったばかりなのに、また反応してきた自分にちょっと苦笑した。
でも正直さっきのだけじゃ、満足し切れてなかった。
あまりにも昂ぶり過ぎて、イクのが早かった。
もっとじっくりナミの中を堪能したい。
何食わぬ顔でナミを見ながら、ちょっとずつ腰を押し付けた。
何か思い当たったのか、ナミが手を退けてまだ潤んだ瞳で真顔のゾロを見る。
「なんか・・また硬くなってない?」
ゾロはニヤっとすると、一度浅いところまで退き、また思い切り腰を突き上げた。
「いやぁぁあっ」
急に強烈な刺激を与えられて、ナミが仰け反った。
中に溜まっていたさっきゾロの放ったモノが、ドロッと押し出されて
生温かくナミの中から流れ出し、辺りに匂いを放った。
「やっ・・さっき、イッたばっかじゃない・・ああっ!」
「入ったままにしてたら、また勃ってきたんだ・・しょうがねェ・・」
文句を言いながらもしっかり感じているナミの姿に煽られて、
ゾロはまた調子に乗って腰を動かしていた。
「あっ・・やっ・・もう・・すぐイっちゃう・・!」
「・・何度でもイけよ・・」
耳元で囁くように言うゾロの声にゾクッとする。
ああ、もうダメ。またジワジワとナミの頭が痺れる。
ゾロが腰を動かしながら、手を下へ伸ばしてナミの蕾を指で転がした。
電流が流れるようにナミの体に快感が走る。
「はっ、ああっ、いやっ・・んっ・・ゾロ!」
ナミがゾロの首を引き寄せるので、そのまま唇を重ねた。
「んんんーーっ!!」
体を引き攣らせ、またナミがイッた。
相変わらず強烈な締め付けに、ゾロも持って行かれそうになるが、
歯を食いしばって耐える。
「くっ・・」
じっとしていても、ナミの中はジワジワとゾロを刺激して追い詰める。
「ぐぁッ・・・スゲェ・・」
二回目なのにもうイきそうだったが、なんとかギリギリで耐えた。
ナミの液とゾロの精液が混ざって、どちらも股の辺りがベタベタしている。
匂いも小屋中にたち込めていた。
まだ夜は長い。後でもう一回ヤるか。
興奮しているわりにはやはり一回目より冷静なのか、そんなことを思った。
ゾロは体を起こし、またゆっくり腰を動かし始めた。
ナミの丸くきれいな形の胸を、両手で揉みしだく。
大きなゾロの手でもまだ余るほどの大きさなのに、プルンと張りがある。
ゾロの手で掴まれ、形を歪める様がまたやけに卑らしかった。
豊満な胸から手を移動させ、きゅっとくびれた脇腹を撫でて、
細い腰を両手で掴む。解放された胸は突き上げる動きに合わせて揺れる。
イッたあと脱力したまま、ナミは反応が薄くなっている。
それなのに中だけはしっかりゾロを咥えこんで、うごめいていた。
「ナミ・・また、中でいいのか?」
「うん・・ゾロも・・イきそう?」
「ああ・・」
「ん・・ゾロ・・・キスして・・」
ナミがゾロの腕を掴んだ。
顔を赤く上気させ、薄っすら開いた目でゾロを見ながらキスをねだる。
「・・くっ・・」
ああ、ナミ。
こんな気持ちは初めてだった。
胸をギュッと締め付けられた感覚がした。
ナミの膝裏に腕を通して押さえ込み、さらに深く挿入する。
両手は指を交差させて繋ぎ、床に押し付けた。
「はあぁぁぁ」
ナミが溜息のような喘ぎ声を上げた。
その息を吸い込むように、唇を塞いだ。
舌を潜り込ませナミの舌に絡ませ、上も下も深く深くナミに沈む。
穏やかな腰の動きで十分すぎるほど気持ちがよかった。
ナミが深みを突かれてゾロの腕の中で達すると、
ゾロは、またナミの中でイッた。
「ぐ・・ぅぁ・・」
頭がしばらく真っ白だった。
乱れた呼吸をしながら、ナミは気を失ったように脱力している。
続けて二回など初めてだ。イカレてる。
これじゃまるで覚えたてのエロガキだ。
今までは大抵一回きり、しかも後腐れないよう必ず外に出した。
中出しなんてありえねェ。
自分は性欲の薄い方だと思っていたのに。
女を抱くのは確かに久しぶりだが、求めても求めても、まだナミが欲しくなる。
少し自分の呼吸が落ち着いてから、手を離して体を起こした。
さすがにナミが辛いだろうと、ようやくゾロは自身をズルッとナミから引き抜いた。
その瞬間、あぁ、とナミが吐息を吐く。
ゾロはそのまま尻をついて座って、股を開いたまま膝を立てているナミの脚を撫でた。
ももまでベトベトになっているナミの、薄紅に光るソコをじっと見る。
ゾロの大きさに合わせて広がっていた入口がまた小さくなるが、
程なくそこからドロッと白い精液が溢れだして、割れ目に沿って流れた。
「っ・・」
その光景に頭がクラクラして、また下腹の奥が熱くなる。
ナミの性器から流れ出るゾロの精液。
M字に開いた脚の隙間から、二つの丸い胸が呼吸に合わせて上下するのが見え、
その向こうに、頬をピンクに染め目を閉じた、オレンジ髪の見慣れた女の顔が見えている。
ソコから溢れ出す精液は、ナミとヤッて中でイッたという紛れも無い事実を、
今更ながら強烈にゾロに見せ付けていた。
ああ、参った。ついにナミとヤっちまった。
もう後戻り出来ねェ。それどころか、本能がもっと突き進もうとしやがる。
今すぐまた襲い掛かりそうになる自分を、ゾロは拳を握って何とか抑えた。
ゾロの立ち上がる気配がして、ナミは目を開けた。
素っ裸でその辺に散らばる服を跨ぎ何かを取りにいって、
ゾロはまたナミの横へ戻り、その手に酒とタオルを持って胡坐をかいた。
「飲むか?」
ゾロが酒瓶をクッと掲げる。
「うん、ちょうだい。」
起き上がろうとしたナミを手で制して、ゾロがグッと酒を口に含む。
横たわるナミにゾロは顔を近づけ、口付けるとナミの唇を舌で突付き、
薄く開けた唇の隙間からゾロの舌と一緒に酒が流れ込んだ。
「んっ」
ゾロの唇が離れて、口に入りきらなかった酒がこぼれてナミの頬を流れる。
それをゾロは指で下から拭って、ナミの顔の前でその指をぺロッと舐めた。
そんな仕草一つにもドキっとして、ゾロってこんなに色気あったっけ、と、
もうシた後なのに、心が落ち着かなくなった。
ふと胡坐の中心に、粘液で光るゾロの分身がまだ少し勃ち上がっている姿を見て、
ナミは驚いて目を逸らした。
「あんたって、実はすごいスケベだったのね・・」
壁の方を見ながらナミが言う。
「いや、そうでもねェ。」
酒を飲みながらゾロが答えた。
「どこがよっ!・・っ・・」
ゾロの方に体を起こそうと片肘をついて起き上がりかけ、下腹の感覚で止まった。
体を起こしたことで、ドロッと残りの精液が流れ出るのを感じた。
ああ、中でこんなにいっぱい出てたんだ。
「ふぁっ・・んっ・・」
股を塞ぐように片足を伸ばし、後ろに手を付いてゆっくり起き上がった。
そして少し脚を開き、自分の股の間を見下ろす。
「やだもう・・ベッタベタ・・」
ももからお尻、シーツにも付いている。
「ああ、お前すげェ濡れてたからな。・・・イテッ!」
同じようにナミの股間を横から覗き込んでいたゾロの頭を叩く。
「ほとんどアンタのでしょーが!」
「・・・・・だな。」
そう言って半笑いで自分の頭を擦るゾロからナミは酒を奪い取り、
喉を鳴らして瓶のほとんどをゴクゴク飲んだ。
減っていく瓶の中身を見ながら、ああ、ゾロとヤっちゃった、と思った。
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(2011.06.24)