筍の里  −3−
            

ソイ 様




くいなの死は、あまりにあっけないものだった。
階段から落ちたんですと、そのとき近くにいた女友達が言った。首の骨を折ったのだと、くいなを診た村の医者は言った。だがそんな事実は、私の元には届いても響かなかった。安らかな死に顔ですよと、駆けつけてくれた村の世話役が言った。きっと苦しみもなかったでしょうと、門下生の一人が言った。だがそんな慰めの言葉も、私の中をすり抜けて消えてしまった。
誰の言葉も、私の耳には届かない。世界は無音になってしまったかのようだ。静かな静かな世界の中で、春の風だけが私の頬を優しく撫でる。
白い布の下のくいなの顔は、人形のように美しかった。この子の母親も同じような顔で私の前から去って行った。不思議な既視感だ。だがあの時はくいなが側にいてくれた。まだ赤ん坊の、あの子の泣き声だけが私の心を揺さぶっていた。でも今は、もう誰もいない。音の無い世界は、やがて色も香りも何もかも奪っていくかに見えた。
葬儀のために訪れた皆の黒い服。
葬儀の為に焚かれた線香のきつい香り。
くいなとともに過ごした12年間の全ての彩りを、それらは記憶の中から麻痺させようとしているかに思えた。

「・・・・俺と約束したじゃねェかよ!!」

ふと、顔を上げた。
久しぶりに、誰かの声を聞いたような気がする。揺すぶられた心が、私の目覚めを促した。
見やると、縁側の外にゾロが立っていた。 皆の顔とは違う。愛惜や憐憫ではない、憤怒の形相。暴れ出しそうに怒鳴り散らしながら、くいなの側に食って掛かろうとしているその姿を、幼い門下生達が総出で止めていた。
私はゆっくりと立ち上がり、縁側まで赴いてゾロの目の前に立った。
「先生・・・・」
彼の傍らにいた門下生や村の人たちが私を見る。思えば、ずっとくいなの側から離れていなかった。

ゾロの大きな両眼から、溢れんばかりの涙が見て取れた。母親が亡くなった後、めったに見せなくなっていた涙。
ゾロの前から消えていったゾロの母親。私の前から消えていったくいな。あれほど深く強いと思っていた互いの絆は、あっさりと霧のように消えてしまった。
「人間は・・・・、なんて脆いんだろうね・・・・ゾロ・・・・」




「『天国まで俺の名前が届くように・・・・』か。くいなちゃんには、もうとっくに聞こえているんでしょうけどねえ。なにせ、最初から一番近くにいるんだから」
今夜はずいぶんあったかい夜ですね、と食後に二人で縁側に出、当然のようにシバ住職が用意した酒で晩酌を始める。住職はもう一度ゾロの手配書の紙を眺めながら、手にしたおちょこの酒を啜った。その言葉に、私も微笑み返した。
「まだ、ゾロはあれを大事に持っていてくれてるでしょうか?」
「当然ですよ!」
跳ね返ってきたような返答。床に置いた手配書のゾロの額をごんごんと小突きながら、住職は少しほろ酔い気味の荒い声を発した。
「和道一文字は、くいなちゃんの形見だっていうだけじゃない。 ゾロにとっても、この村にとっても、あの刀はくいなちゃんそのものじゃないですか! 私はあいつが寺を出る時、口をすっぱくして言ってやりました。その刀に傷一つつけちゃならん。お前が命を落とすことがあっても絶対に和道一文字を折ることがあるな。刃こぼれも許さん。錆を浮かせるなどもってのほか。お前の傷の手当てより先に刀の血のりをふき取れ・・・・、ああいや、えーと失礼」
早口でまくし立てた後に、シバ住職は見つめる私の視線に気づいて、照れたように口篭もった。もう一杯の酒で喉を潤しながら、ぼりぼりと髪の無い頭を掻く。
「すみません。どうも酔ったみたいだ。おかしいな、これくらいで。・・・・こいつのせいだな。最初の時から、こいつと飲むとろくなことが無いんだ」
住職は、もう一度手配書のゾロの額を指で弾いた。僧籍にあるにも関わらず、彼の酒好きは先の住職も苦笑とともに黙認していたくらいだが、昔、幼いゾロをぐてんぐてんに酔わせた時だけは、あわや破門かと一騒動だった。あの時、確かゾロは十一歳で、一晩のうちに二人で一升瓶を五本開けたと言っていた。
私がその話を思い出したように振ると、今だに彼は先の住職の怒りっぷりを思い出して肩をすくめる。そしてその後必ず、「だってゾロが飲みたがったんですよ」と言い訳をしながら困ったように笑うのだ。




私がくいなに譲った和道一文字は、くいなの約束とともにゾロの夢の道連れになった。くいなの葬儀が済んで一ヶ月ほど後のことだろうか。ある夜、ゾロは道場で私に対し、「三刀流の剣士になろうと思う」と告げた。
三刀流など、聞いたことも無い。私がそう言い怪訝な表情を見せると、「俺も」と真剣な目で、しかし口元はにかりと笑う。
「二刀流では限界があるのかね?」
ゾロは入門してから一貫して道場の流派である二刀流の剣技を修めてきた。私自身は武者修行で道場を離れた時に一刀流も修め、握力の弱いくいなにはそちらの方が向いているかとそれを伝授していたのだが。
「そうじゃないよ。今、俺は二本の剣で戦うだろ? それにくいなの刀を足したら、三本なんだ。だから三刀流にする」
しごく当然と言う顔をしてそう言われれば、それが理解できない自分の方がおかしいのかと思ってしまう。
「くいなの刀を足すのは分かるが、だったら今持っている二本のうち一本を置けばいいじゃないか。そうすれば二刀流だ。足し算だけじゃなく、引き算だってちゃんと教えただろう?」
「違うよ。それじゃダメなんだ」
ぶんぶんと首を横に振り、腰に差した白鞘をぽんぽんと叩いた。
「俺はくいなを自分の一部にするつもりは無いんだ。俺は俺自身として、くいなは、隣で一緒に連れて行くんだ」
そして、笑う。

・・・・海に。世界一の剣豪になるために。
ゾロ、君はその道へくいなを連れて行ってくれるのかい。

くいなが亡くなる前の日の事だ。私はくいなに、今までの力任せの鍛錬は止めて、もっと技術を磨きなさいと告げた。いつものやり方では、もうダメになるのだと。男と女の力の差を、もう自分でも分かっているのだろう、と。
私はまたしても言い方を間違えたらしい。今の自分を否定されたのだと感じたくいなはむきになって私に言い返した。
男も女も関係ないではないか、自分はこの道場の誰よりも強い、どの男よりも強いではないかと。その言葉に思い上がりを感じた私は、言ってしまったのだ。 「女の子は男より力をつけることはできないんだ。道場だけならともかく、世界一、強くなることなどできないんだよ」と。
その時の、くいなの表情。今思い返しても悔悟の念が腹の底からこみ上げてくる。
なぜあの子の気持ちをもっと思いやってやらなかったのか。力の差、など、毎日道場の中でも厳しい鍛錬を積むあの子が一番分かっていたのではないか。
焦って、告げることではなかった。焦っていたくいなに、私が水を注いだ。焦っていたのは、私のほうだ。あの子の素晴らしい才能を一つとして損なうことなく磨き上げようとした、私のエゴがくいなの心に消せない影を落としたのだ。

「海に・・・・」
ふと漏れた私の呟き。ゾロはそれに反応して、怪訝そうな瞳を向けた。
「くいなも、海に、行かせてやりたかったよ。私は」
道場の扉を開け庭に出て、くいなが死んだ時と同じくらいにまた光り輝く、満月を見上げた。ゾロが後ろから付いて来て私の数歩後に立つ。その足音を聞いても、私は振り向けなかった。
「あの子は強かった。この道場の誰よりも、同じ年頃だった時の私よりも、世界中の、誰よりも、強く、強くて・・・・」
手の甲で頬を引っかくように拭くことも、口をゆがめて声を上げることも、私にはできない。
月だけは、あの時と同じに輝いているのに。ゾロが強くなることを誓った、五年前のあの夜と同じく優しい光で私たちを包んでいるというのに。

「くいなと一緒に、世界一の剣豪になってくれるかい。ゾロ」

あの子に、海の向こうを見せてやってくれないか。
ともに戦い、世界一の強さを分かち合ってくれないか。
私のそんな願いは、言葉にならずに頬を伝っている。
ゾロ、頼む。くいなを。くいなに。あの子に。あの子が、望んだ強さを、世界を。

花散らしの風が、ふと私たちの間を通り抜ける。

「はい。なります」

小さな、しかし確固とした響きを持ったゾロの声が私の耳に届いた。短い応えは、だがどんな誓約の言葉よりも重く私の中に刻み込まれる。

月を見上げたまま私はもう一度瞬いた。おぼろげに霞む月明かりの向こうに、くいなの顔が見えないかと目を凝らしてみる。ゾロを包んでいた母親の手のように、その光の中に私のくいなを残していてくれないだろうか、と。
ふと、右腕の袖を後ろから引かれる。振り返るより前に、引かれたその手に一枚の手ぬぐいを握らされた。
「ゾロ?」
見やると、ゾロは和道一文字の白い鞘を握って、にかりと笑う。手ぬぐいを持たされた私の腕を持ち上げて、そのまま強引に私の顔を拭いた。ごしごしと力任せに拭うその布触りと力加減に私が慌てて手を引き離すと、いたずらを仕掛けたような楽しそうな笑顔でゾロは道場に戻ろうと身を翻した。
「こら! ゾロ!」
「ははは!」
笑いながら駆けていこうとするゾロの首根っこを捕まえる。拳骨かでこぴんをくれてやろうかと握り拳を作ると、ゾロは笑いながらも慌てて白鞘を前に突き出した。
「俺じゃねえって、多分くいなだよ。くいな」
「何がくいなだい」
「先生が泣いてるからだよ。だからくいなが拭いてやれって」
その言葉に、力の抜けた指先はゾロの襟をゆっくりと離す。

「泣かないでくれよ」
ゾロは私に向き直り、私の手から手ぬぐいを取ると、今度はゆっくりと、まだ湿った筋を見せている私の頬を拭った。
「先生が泣いてたら、俺達は行けないよ。 特にこいつが、心配するから」

月の光に、白柄の飾り鋲がさらり、と光った。手ぬぐいを持つゾロの手に、もう一つの影が重なったように見えたのは、多分気のせいではないだろう。ゾロの歳に不相応な大きな手に重ねられて、指筋は細いが毎日の鍛錬によって節ばってしまった白い、見覚えのある手が、私の頬をゆっくりと撫でている。
「そうだ、ね」
震えた私の声を聞いて、ゾロは手を止めた。私の望むようにその手ぬぐいを目頭に押し付けて、もうこらえきれない涙を抑えてくれる。

強くなると言ったゾロ。強くなりたいと言ったくいな。お前達のその志を汚さぬように、私も強く、強くならねば。

ただ、・・・・でも、今は。
その時の小さな私の嗚咽を、ゾロは黙って聞いていた。手ぬぐいに顔を隠した私をじっと、ただじっと、見つめていた。



やがてその年の夏が来て、秋が始まり、その終わりにゾロは十一歳になった。
年のなかばの頃からゾロの身長は目に見えてぐんぐんと成長した。ふっくらとした子供の幼い体型から、骨ばったひ弱な体つきになったのは筋肉の付きが間に合わないからだ。いつもお腹をすかせていて、食事時には信じられないくらいの量を食べる。厨房を仕切るシバは自分にも覚えがある事ながら、「がっつくな! 味わって食え!」とぶつぶつと文句を言っていた。急激なゾロの成長が、嬉しくもあり少々寂しくもあったのだろう。
「先生ー、膝が痛えよー」
道場の床掃除などをさせるととたんに痛みを訴え、膝を抱えて転げまわる。成長痛というやつだ。ひどい時は寺の石段すら登れなくなって、まだ楽な山道を這うようにして帰っていったこともある。
「今、何センチくらいだい」
誕生日を過ぎた頃に聞くと、一五八センチと答える。去年の誕生日から十センチ近く伸びていた。それは痛いはずだと言いながら意地悪く膝をつつくと、もんどりうって悶えるのが面白かった。
「これからまだまだ伸びるよ。 男の子の割に成長期が早かったね、ゾロは。ふつう十二、十三歳くらいからぐんぐん伸びるものなんだが」
「へえそうなの? じゃ、かなり得だ!」
強さへの飽くなき欲求はなお衰えず、日々の鍛錬も他者の倍、あるいは数倍の量をこなすようになっていった。以前から道場では大人も含め敵無しの存在だったが、今ではもう勝負にならないレベルにまでその技量は上がっている。ロロノア・ゾロという名も村のみならず、近隣の武者達にも知れ渡るようになっていた。

だが、肝心の三刀流はといえば。

「型ができないんだよ」
三本目の刀をどこに持つかということを悩んでいるような状態だ。片手に二本という案がもっとも現実的だったが、ゾロの大きな手をもってしてもまとめて握ることしかできない。一本の段平を持っているようなもので、これでは三刀流とはいえないというのが私とゾロの意見だった。
「あとは・・・・、脇で抱えるとか、足で蹴り上げる? ああ、首に挟んどくってのはどうかな?」
「・・・・やってみて、できてから、はじめて口にしなさい」
ゾロは様々な方法で、自分なりの三刀流を探しつづけている。見たことも、聞いたことも無いその流派を古い文献などで私も探してみるが、やはりそんな突飛な思いつきをする者は後にも先にもゾロ一人のような気がする。武者修行の途中でうちの道場に訪れた剣士たちにそれとなく伺ってみても、皆の反応は驚くか呆れるか笑い飛ばすだけだ。
だがゾロも私も、諦めることは無い。道場でもそれ以外でも、暗中模索の三刀流への道は続いていた。


冬が来て、もう一度春が来た。まだ、海には行けない。
さらに夏が来て、秋が深まり、初雪とともにゾロは十二歳になった。
「先生! 先生!」
あれは正月だった。昨夜からの雪がうっすらと地面を白く染めていた朝、雪かきは必要ないかと庭を眺めていた私の元にゾロが飛び込んできた。和道一文字を含めた三本の真剣を手にしたまま、私を庭先へと腕を引いて連れ出す。
「どうしたね、ゾロ」
「できたよ! できたんだ!」
興奮に満ちた声でゾロは叫ぶ。そのまま庭先の鍛錬場におもむき、正面に立ったのは打ち込み用の木の丸太だ。大人の胴体ほどのそれを、太いロープで木の枝から吊るしてある。ゾロはすらりと二本の刀を先に抜き放った。そしてくいなの和道一文字を、・・・・口に。
「ゾロ・・・・?」
私の訝しげな視線を横顔に受けて、薄い茶色の瞳が一瞬濃く煌めく。ゾロは両腕を交差させ、前かがみになった体勢から滑るような足取りで丸太に突進した。

「うらあ!」
ドカッ!

一瞬、私の目に映ったものは。

丸太は微動だにせず、交差させた両腕を解き放ったゾロはそれを後方から振り返った。
「あー! 失敗!?」
ゾロは右手の真剣を悔しそうに地面に叩きつけ、和道一文字を口から外した。いまだ呆然となっている私に向き直り、悔しそうに言い募る。
「さっきやったらできたんだよ! こう、三本の傷をつけることができたんだ!」
と、斜めにクロスさせた線とその上に横一文字を左手の刀の切先で、空中になぞるように描いた。さらに地団太を踏んで、「何でだよ、ちくしょう」とぶつぶつと言いながら丸太を睨んでいる。 私は無言のままゾロの元に近づいた。
「口で、咥えるのかい」
しげしげと、大きく開くその口元を見つめた。 ゾロはその視線ににかりと大口を開けて、得意そうに微笑んだ。
「そう! けっこういい考えだと思わねえ? でもさあ、やっぱり慣れねえから、上手く力を込められねえんだ」
「ちょっと、見せてごらん」
閉じようとしたその口を両手でこじ開けると、ゾロは「ぐげげ」とよく分からない言葉で抗議する。それにかまわず、健康的な虫歯一つない歯並びを見渡すと、奥から四本目の下の歯がややぐらついていた。私がその歯を指で触ると、気づいたゾロが強引に私の手を外した。
「やっぱ噛みしめるから、歯に負担が来るのかなあ?」
幾分不安そうな顔に、私は微笑んで今度はさらに大きく口を開けさせる。顎を固定して身動き一つできないように。
「大丈夫だよ」
一瞬のゾロの油断の隙に、私はぐらついたその黄色い歯を勢いよく。
引き抜いた。

「痛てえ!!」

ゾロは表情を硬化させ、のけぞるように飛び退った。突然の私の暴挙に信じられないという表情をしながら、出血する隙間の空いた口元を抑えてじりじりとずり下がる。
私は笑って、抜いたばかりの歯をゾロに見せた。
「最後の乳歯だ。これが永久歯に生え変われば、もっと強く食いしばれるようになる」
「・・・・んな、いきなり抜くなんてひでーよ!」
痛みというより突然の驚きの方が強かったのだろう。ゾロは顔をこわばらせて私を睨む。その視線を流しながら、その歯を道場の屋根の上に放り投げた。良い歯が生えるようにという、この村の習慣の一つだ。
儀式的にそれに向かって拍手を打つ私を見ていたゾロは、まだ納得できないような顔をしていたが、やがて気を取り直して、投げ捨てた真剣を拾い道場の方へ駆けて行く。
「先生、歯がダメだったから、今できなかったのかなあ?」
「それはあるかもしれないね。でも、抜いた今は、あまり力を入れるようなことをしてはいけないよ。変な圧力で歯並びがおかしくなったら食いしばるどころじゃないからね。新しい歯が生えるまで、口に刀を咥えることは禁止だ」
「ええー!」
ぶつくさと文句を言いながら、ゾロは靴を揃えて脱ぎ、一礼をして道場に入っていった。私もゆっくりとその後を追う。

と。
がらん・・・・と、何か重たいものが重なるように地面に落ちる音が響いた。

振り返って、音の出所を見やる。そこに、ロープで吊るされた丸太が、吊るされているはずの丸太が、ない。その代わり、その下には五つの木片に切り裂かれた、かつての丸太が転がっていた。
慌てて駆け寄って、一つ一つの木片を確かめる。間違いない。真剣の鋭い刃先で一刀の元に切られた切り口だった。斜めにクロスさせた線とその上に横一文字を引いた線で、見事に五つに分断されている。
私はそれを持ったまま、道場に入っていったゾロを見た。もう一度木片を見て、再度ゾロの後頭を見る。


海に行きたい。そのために強くなりたい。
その時は、もう間近に迫っているのかもしれない。

彼にとって、海に行くことのできる、春が。




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(2005.05.11)

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