筍の里 −5−
ソイ 様
ゾロを竹林に送り出したのは四月の始め。朝晩はまだまだ冷え込みがあるものの、日中のうららかな日差しは確かな春の訪れを告げ、道場の庭先では美しく桜が淡い色に咲き誇っていた。だが、あの竹林の奥にこの彩りは届かないだろう。この時期厚く重い霧が立ち込めるあの竹林の奥は、今だに寒々とした冷気が漂っているのだ。
「時々様子を見に行く」という約束に従い、私は三日おきに、付いて来てくれると言うシバを伴って竹林の入り口にある猟師小屋を訪れていた。ゾロはそこに居るときもあれば、居ないときもあった。食料や薪を補給してやり、居るときは無数に負った傷の手当てをしてやる。ゾロは竹林に入って二日目に大虎に遭遇したと言った。
「先生の言ってたとおりだ。あいつすぐに逃げやがる」
虎の牙や爪によって負わされた傷、というより、夢中で追いかけたために出来た擦り傷や打ち身を見せながら、そう言ってゾロは悔しそうに歯軋りする。
「殺気を消しなさい。獣というものは概して人間よりそういうものには敏感だと言っただろう」
「もう少し、なんだけどなあ」
刀の柄にごんごんと額をぶつけて唸っていると、米びつを覗いていたシバがふいに声をかけた。
「ゾロぉ、お前ちゃんとメシ食ってんのか? あまり減ってないぞ」
「・・・・戻ってきた時は、ちゃんと食べてる」
「・・・・あまり戻って来れてないのか」
溜息混じりにシバが呟いた。私の持たせた地図はあまり役には立っていないようだ。
呆れ顔でぐりぐりとゾロの頭を押さえ込むシバと、むきなって反抗するゾロを横目に見ながら、私は小屋を出て、うっそうとした霧深い竹林に視線をやった。
・・・・あの奥に、あの子虎がいる。
ふいに浮かんだあの鳴き声を、とっさに私は頭を振って打ち消した。もう、私が何かを思う資格は無いのだ。手を出せず、見守るしかない私の感傷など、もう表に出してはならないのだ。
「先生?」
と、私の傍らにゾロが立っていた。私は表情を見られまいととっさに目をそらしたが、ゾロはそれに気づかぬ風を装って、にかりと大きく笑った。
「先生、筍、持って帰ってよ」
「筍?」
ゾロは小屋の外に詰まれた薪を指差す。その傍らに、大きく食べ頃に成長した土のついた筍が、よく見れば十数個転がっていた。
「筍狩りを装っていれば虎をおびき出せるかと思って掘ってたんだ。でもやっぱりあいつ出てこなくて。おかげで大収穫だよ」
にこにこしたその顔に、「ああ」と頷くと、ゾロは腰にさした三本の刀に手をやった。
「じゃあ、また行ってきます」
そして声をかける暇もなくゾロは走り出し、薄暗い霧の向こうに姿を消していく。白く溶けるように消えていくその後姿を見やっていると、小屋の扉のところからシバの呆れたような声が聞こえた。
「今日こそ仕留めてやる、って言ってましたよ。先生がいらっしゃるうちはまだここに居りゃいいのに」
「足の速さも、かなり成長しましたね」
あの速さで、それでも虎を捕らえられぬというのも解せない気がする。墨染めの胴着のせいでまるで黒いつむじ風のように消えていったその後姿に、私はゾロが、けして口には出さぬ、ともすれば自覚すらないかもしれない、「虎を討つ」ことへの戸惑いを持っているのではないかとふと不安になった。
「討つ」とはっきり言い放ったゾロの言葉にはなんの疑いも無いが、同時に母虎を失った子の話に涙していたゾロの幼顔が頭をよぎる。 言葉でしかもはや確認することの出来ない、ゾロの覚悟。だがあの子がもつ本来の優しさが、後少しというところで虎への足を押しとどめているとしたら。
そこまで考えて、もう一度私は頭を振った。・・・・いや、もう私が考えても詮無いことだ。仮にゾロの心にまだ躊躇いがあるとしても、それを乗り越えるのはゾロ自身だ。そう、そのための試練ではないか。本当に護るべきものを自分の身体と心に理解させるための、試練なのだ。
「もう、今日は帰りましょうか」
ゾロが言っていた筍を籠に放り込み、それを背負ったシバに声をかけられる。黙り込んでしまった私の表情を見ない振りして、それでもこちらの様子を見計らって声をかけてくれる。ゾロとよく似た気の使いように、私の心は緩やかにほぐれた。いや、ゾロの方がこの兄弟子の影響をよく受けているのだろう。
「・・・・ああ、そうだね」
その言葉に頷いて、村へ続く道へ先に歩き出すシバの背を見る。背負った籠から溢れんばかりの、筍。ゾロにもらう、二度目の筍。授業料ですと持ってきたときの、小さな手では一つ抱えるのが精一杯だったあの姿を思い出して、その成長にくすぐったいような思い出が絡んでくる。
『じゃあ、また行ってきます』
竹林に消えていくゾロが、そう言った。
そしてそれが、私たちのしばしの別れとなった。
それからしばらく、猟師小屋を訪れてもゾロの姿は無かった。「また迷子か」とシバと二人で笑いあったが、私たちの居ない時には何度か戻れている様子ではあった。食料は口をつけた跡があったし、脱ぎ散らかした胴着がだらしなく放り投げられていて、シバがぶつぶつ文句を言いながらもそれを川の水で洗ってやっていた。何度かそんなことがあるうちに、服に木や岩にぶつけて破けたのではなく、鋭い牙や爪で引き裂かれたかぎ裂きの痕を見つけるようになる。「あと少しだ」というゾロの言葉どおり、私の見ることの出来ないところでゾロはどんどんと前に進んでいるらしい。
「せっかく持ってきてやったのに」
シバは先日持ち帰った筍を炊き込んだ飯で、おにぎりを常に用意していた。無人の小屋にそれを置き、もう一度来た時に食べた形跡を見つけて、私には気づかれぬようにホッとした表情を浮かべていた。
ゾロが竹林に入ってから、十日。白い霧は、まだ晴れる気配を見せない。
だが、転機は突然で、しかもそれは常にあっけないものであるらしい。
十一日目の朝。再び猟師小屋を訪れた私たちは、目に見えそうで見えない、小屋の中のはっきりとしない変化にもどかしい気持ちを覚えて二人で小屋中を見渡した。
いつもと変わらぬように見える、粗末な板葺きの小屋。だが、部屋のある一点に目が行った時、それは明らかに昨日までと違っていた。ゾロが荷物をまとめていた麻のずた袋が、きれいに姿を消していたのだ。
そういえばいつも掛けられていない小屋の鍵が掛かっていた。私がシバを振り返ると、彼も同時に同じ所に気づいたらしい。はっとなって一度小屋から飛び出し、竹林の入り口、小屋の周りを回りながら辺りを窺いだした。
私ももう一度、せめて書置きの一つ残していないかと、囲炉裏や畳まれた寝具、埃をかぶった棚を注意して見やるが、まあそんな気の利いたことをするような子でないことは以前から重々承知している。ぐるりと小屋の中を見渡し、大きな溜息をつくと外からシバが私を呼んだ。
「先生!」
声に従って外に出ると、小屋の傍らに湿った土を掘り返したような大きな跡があった。その上に、ゾロの身の丈ほどはあろうかという大石がどっかりと鎮座し、その石の表面には。
「・・・・やはり、嫌がっても習字はしっかりさせておくべきでしたかね」
堂々としたかなくぎ文字で「とら」と立派に書かれている。私とシバは互いに向かい合い、苦笑をかわす。こんな大石を置けるのも、こんな文字を書くのも、ゾロしかいない。
・・・・ついに、行ってしまったのか。
そっとその文字に触れ、乾いたその墨の痕を指でたどった。太いその字を書きながら、ゾロは何を思っただろう。己の強さを誇ったろうか。虎に喰われた村人の顔を思い浮かべたろうか。それとも虎の運命に哀れみを感じてくれたか。・・・・昔は顔を見ずとも手に取るように分かった彼の考えも、今の私には分からない。彼がこの竹林で何を得て、何を捨てていったのか、もはや、言葉で確かめることも出来ないところに、ゾロは旅立ってしまった。
五歳から十二歳までの七年間。 流れた時間の長さとそのなかで共有した私と彼の年月を思う。
『海に行きたいんです』
月の光がゾロの頭を暖かく撫でていた。
『くいなは、隣で一緒に連れて行くんだ』
優しい細い手が私の頬を拭ってくれた。
『じゃあまた、行ってきます』
霧の中に消えていった、その成長した姿。
「行っちまいましたねえ・・・・。せめて、『ごちそうさま』くらい、言い残せって。・・・・行儀の悪い」
後ろでシバが、笹の葉に包んだ筍のおにぎりを眺め、ややあって自分で齧りついた。
むしゃむしゃと美味そうに食べながら、もう一つを私に寄越してくれる。礼を言って受け取り、私も行儀悪く齧りつく。香りも味も歯ごたえも、申し分の無い美味い筍だ。
最初は筍だった。そして最後も筍だった。
一口噛み締めるごとに、春の味が広がってくる。
ゾロが、待ち望んだ、春の。
ふと、シバが顔を上げた。
「なんだい?」
「いや・・・・、なんだか今、なにか・・・・」
半分になってしまったおにぎりを握り締めながら、シバは訝しげにきょろきょろと回りを見渡した。そしてそのまま、ゆっくりと墓石の後ろに回る。
「・・・・先生」
妙な小声で呼び、その割に焦ったような手招きをする。「なんだい」とゆっくりと私も石の後ろに回って、そしてシバが指差す下に目を見張った。
大いびきをかきはじめたシバ住職を寺の者が迎えにきたのは、月が頂点よりやや西に傾き始めた頃だった。少年僧侶が三人がかりで揺り起こし、まだ足元のふらつく住職を連れて帰る。ぺこぺこと頭を下げる僧侶達を笑って見送ると、後には一人寂しく私だけが残された。
「まあ、たまには君が付き合いなさい」
残った酒を口に含みながら、手配書を隣に広げて眺めてみる。そこにも、なみなみと注いだおちょこを置いてやった。出て行った時からの年月を指折り数えて、そうかもう十九歳なのだなあと、なんとはなしに一人ごちた。
春のうららかな陽気は夜になってもそのぬくもりが消えることは無い。柔らかな夜風に頬を撫でさせながら、無言で一杯、二杯と杯を重ねていく。 話相手がいない酒というのも味気ないものだ。良い酒と、良いつまみがある分になおさら。
ゾロが今いるという、偉大なる航路。私も若い頃の旅の途中で噂だけは聞いたことがあった。素人が望んでやすやすと入れるような、生易しい領海ではない。ましてや迷って偶然たどり着ける海でもない。しかしゾロがそこにいるというのなら、彼と共に船を進める頼もしい仲間がいるのだろう。このような夜に、共に杯を傾けられる頼もしい仲間たちが。
「うらやましい、ものだ」
花の間に葉が見え隠れする桜の木が、夜風にふわりと揺れた。私のその独白を、風に流し、包み込み、遥かかなたの海の向こうへ、乗せていってくれればと、願いながら。
少々の酔いを自覚した私は、そのまま身体を縁側の柱に寄りかけた。
瞳を閉じれば、風に騒ぐ木々の葉のざわめきが、遠い海の潮騒の音に聞こえやしまいか。
*****
島影一つ見えぬ月明かりの夜の海。男部屋の扉の下から這い出てきたゾロの姿を、蜜柑畑の上からナミは見つけた。
「どうしたの? もう寝たんじゃなかったの?」
手にしていた観測用の器具を仕舞い込んで、ナミは蜜柑畑から降りていく。 ゾロの顔は寝ぼけているようには見えない。だが心ここにあらずといった風に、ナミの顔をちらりと見て、そのまま後部甲板の欄干へ歩を進めた。柵に両手をついて、ゆっくりと、月明かりに煌めく水平線を見渡す。
「・・・・ナミ。東の海は、どこだ?」
一本だけ手にした和道一文字を握り締めて、振り返らずにそう尋ねる。ナミは初めその意味がよく分からなかったが、やがて方向を尋ねられているのだと気づき、腰に吊るしていた鞄から今までの航路と天体観測をまとめていたノートを取り出した。
役に立たない方位磁石の変わりに天上の星空を仰ぎ、ノートの数字と見比べて、ゾロの左手、船の後方ななめを指差す。
「あっち」
「そうか」
短い応えに、ゾロは表情一つ動かさずに体ごと左に寄った。そしてそのまままっすぐ、海の向こうに視線をおくる。ナミが横から覗き込めば、ただ穏やかな表情がそこにあった。
「・・・・どうしたの? ホームシック?」
冗談めかしてそう問えば、意外なほど静かな沈黙で返される。だがやがてナミの訝しげな視線に耐えられなくなったように、小さく笑いながら小さな声でゾロは呟いた。
「悪いか」
ナミも、その様子に笑って返す。
「・・・・悪くないわよ。私だって、そういう時はあるもの」
「そうなのか?」
「うん」
無骨な手の甲に、白く細い指が重ねられた。
「懐かしい人の、夢でも見たの?」
指と指をくすぐるように絡めるその仕草に、「くすぐってえよ」とゾロは笑い、そのままその大きな手でまるごとナミの手を包みこんだ。
「夢・・・・じゃあ、ねえとは思うが」
海に浮かぶ白い月が、波間の光を美しく照らし出していた。
風が、そよぐ。
「呼ばれたような気がした・・・・だけだ」
*****
ぱきり、と小枝を踏み折るような音で、私は目を覚ました。二、三度瞬き、酒のせいか少し痛みの鳴る頭を振る。うたた寝など、年を取った証拠だと自嘲的に笑っていると、木陰からこちらを伺う影が、視界の端に掠めた。
私の姿を認めて、ゆっくりとこちらに、近づいてくる。
姿に似合わぬその遠慮がちな仕草に、私は自然と微笑んでいた。
「・・・・やあ、お帰り。ゾロ」
私の声に、それは応えるように鳴いた。
金色の毛皮を揺らして、伸ばした私の手にすりより、ごろごろと甘えた声を立てる。
「お前がどこかに行っている間に、住職は寺に戻られたよ。今日はここに泊まって行くかい?」
小さな牙を見せて、笑うように私に向き合った。残りの酒をお椀に注ぐと、嬉しそうに舌を伸ばして舐めるように飲む。酒を教えたのは、十中八九、シバ住職で間違いないだろう。同じ名前だからといって、何も同じように子供に飲ませることはないだろうに。
頭を撫でると、嬉しそうに小さく鳴く。人懐こいその様子に、私の頬も緩んだ。
ゾロの名を持つこの子虎は、七年前、ゾロの旅立ちを知ったその朝に猟師小屋で私たちが見つけたのだ。
それと分かるはずも無いのに、ゾロの作った虎の墓にかしかしと爪を掛けていた猫の仔のようなその姿と、しかし野生に生きるものの眼光の鋭さに、私とシバはしばし言葉を失っていた。
ゾロが討った、あの虎の子供だろうか。母恋しさにその血の匂いをたどってこの小屋までたどり着いたのだろうかと、顔を見合わせる。ひょいとシバが抱き上げると意外に大人しく身を任せてきた。人に怯えていない。自分を抱くこの腕に傷つけられるやもと、疑っている様子すらなかった。
「赤ん坊ですね・・・・」
「そうだね・・・・」
それどころか、シバがなんとなく差し出した残りのおにぎりを小さな口で遠慮なく頬張り、むしゃむしゃと咀嚼していたかと思えば次の瞬間には幸せそうな顔で瞼を閉じる。
「・・・・寝ちまいましたね」
「・・・・豪胆なのか、鈍感なのか。度胸のある奴だな。どことなくゾロに似ているよ」
「はは。そういやそうですね。図々しいところがそっくりだ」
シバが指先で首元をくすぐると、子虎は目を閉じたままいやいやをするように首をゆすった。人間の赤ん坊のような愛らしさだ。私たちは自然に、その子虎に「ゾロ」と名づけた。
「きれいな月だねえ、ゾロ」
足元にうずくまる、その金色の頭を撫でてやる。月光に煌めいたそれは光の波のように見えた。
村に連れ帰った当初は、いまだ大虎の恐怖から抜け出せておらぬ村人から、憎悪に満ちた目で見られ、今のうちに始末しておけとも言われたのだが、今ではその人懐こさから、少なくともはっきりとした敵意は向けられずにいる。
この子の親は、ゾロが討った。
そしてその親は、私が討った。
だがその親達も、たくさんの人を殺めた。
際限なく続くその殺伐とした命のやり取り。
だが、あの日ゾロの忘れ形見のように現れた、この子虎を、人と離さず、けして人を傷つけぬように躾ることで、今度こそその命を護ろうと、そう思ったのだ。
くん、とゾロが鳴いた。つまみの匂いに誘われたのか、縁側の盆を覗き込んで、食べてもいいかと聞くかのようにこちらを伺った。残りの若竹煮を指で摘んで、直接口元に持っていくとぱくりと食いついた。普段は寺にいるため、シバ住職の味付けに慣れているのだろう。はぐはぐと嬉しそうに頬張りながら、もっとと強請るように縁側に爪を立てた。
その勢いで風が舞い、手配書の紙がひらり、と舞う。
私が慌てて押さえようと手を伸ばせば、じゃれていいのだと思ったのか、子虎のゾロの方が先にそれを爪で押さえ込んだ。
「・・・・そう、それがゾロですよ」
不思議そうに紙を覗き込むゾロの頭を撫でてやる。
「お前と同じ名を持つ、私の・・・・」
教え子とも、息子とも、言えぬ。
そんな言葉では語れぬほどの・・・・。
−FIN−
←4へ
(2005.05.11)Copyright(C)ソイ,All rights reserved.
<管理人のつぶやき>
「ファーストキス」で、虎討ちの試練を果たした少年ゾロは海へと旅立っていきました。
この「筍の里」はそれより以前のお話で、ゾロの生い立ち、村での修行の日々、コウシロウ先生から虎討ちの試練を課せられるまでのことが、コウシロウ先生の回想によって語られています^^。
お話の中の要所要所で出てくる筍。筍の里でゾロは師匠と出会い、親友と出会い、大志を抱いて、まっすぐに育っていったのです。
くいなが死んだ時はコウシロウさんの悲痛な気持ちに胸が張り裂けそうになりました。
ゾロがくいなを己の中に取り込むのではなく、「一緒に」という気持ちを込めて三刀流にしてくれたとは…。これにも泣けました(T_T)。
「ファーストキス」で討たれた虎は、コウシロウ先生と因縁浅からぬ虎でした。コウシロウ先生と虎、ゾロと子虎。世代を継いで対決も受け継がれるとは実に不思議な運命です。
そして孫虎『ゾロ』。既に第1話に「ニャーゴ」と出ていた!でも普通のネコだとばかり思っていたよ(汗)。あれが伏線だったと気づいた時は鳥肌ものでした!
ラストの孫虎ゾロとコウシロウ先生のシーンも胸が詰まったです(このお話で一体何回泣いたことでしょう〜(;▽;))。
ソイさんの「ファーストキス」の番外編でした。またもや大作をありがとうございました!!