このお話は「lecter street」「house sitting」の続編です。





School Ghost Story
            

みづき様






「ふぁぁ・・・ねみぃ〜。」



ここはレクター市最大の財閥・クラフ家の建てた私立校『クラフ・シニアハイスクール』。
生徒の一人であるルフィは、自分のクラスである2−Aの教室に登校するとすぐさま席に着き大きな欠伸をする。

「おっす、ルフィ。相変わらず眠そうだな。」
「まぁな〜。」

丁度そんな彼の席にやって来たのは同じクラスのウソップ。
ルフィは返事をするとすぐ、再び大きな欠伸をした。

「またミステリーものの何か読んでたのか?」
「おぉ。結構面白くてよ、最後まで読んじまった。」
「ったく、良く読むよなお前も。」
「しししし。」

呆れ顔を向けるウソップにルフィはいつもの笑顔を向ける。



「おは〜。」

そこへやって来たのは
肩下まで伸びたソバージュの髪に白のブラウス
クリーム色のスカートという格好をした女子生徒。

「おす。」
「よっ、リラ。」

ルフィに『リラ』と呼ばれたこの女子生徒は2人のクラスメイト。
彼女はルフィが座っている前の席の椅子を手にすると、座って2人を見るが早いか話し始めた。

「ねねねルフィ、掲示板見た?」
「掲示板?」
「また出たんだって、視聴覚室の幽霊。」
「あぁ?またその話か?」

眉を寄せるウソップを見上げると、リラはすぐに話を続ける。

「新聞部のスクープって掲示板に貼ってあってさ
一昨日の夜また出たらしいのよ。」

「そりゃアレだろ?
警備員がいつもの見回りの時間に視聴覚室見たら
ぶら下がった死体が自分の方を向いてて
もう一度ドアを開けたらその死体は消えてたって話だろ?
怪し過ぎて怪談話のネタにもなんねぇぞ。」

「あんたの嘘話よかマシじゃない?」
「・・・。」

リラに軽くさらっと言われ、ウソップは大口を開け動きを止めてしまう。

「ね、ルフィはどう思う?」
「んあ?」

ルフィはというと、リラに問われ再び大きな欠伸をすると頬杖をついた。

「・・・その話は10日位ずっと騒がれてっし
警備員の奴が何か見てんのは確かじゃねぇか?
それを新聞部の奴等が面白く書いてるだけだろ。
話題になんのは確かだし、夏休み前の今なら良い時期だしな。」

「成る程・・・。」
「流石ルフィ、俺の弟子だな!ほれみろ!」

それを聞いてすぐ胸を張り、リラを見て得意気に言うウソップだったが
すぐ彼女に頬を抓られてしまい、顔をしかめる。

「調子に乗んじゃ・・・ないっ。」
「っ痛て・・・お前、本気で抓んじゃねぇよ!」
「軽くなんて抓ってどうすんのよ?」
「・・・。」

悪びれもなくさらっと言うので、ウソップが逆に言い返せずにいると
教室中に高めの声が響き、3人はすぐにその方向を見る。



「席に着いて下さ〜い!」

そこには紺のスカートに青のブラウスという格好をし眼鏡をかけた女性が一人。
見た目だけではルフィ達と大差ない年齢に見える女性が教壇に立った。

「あ・・・たしぎっち。」

リラの言う『たしぎっち』というのは、このクラス・2−Aの担任『たしぎ』。
彼女はクラス担任の他に国語の授業も兼任している。
リラとウソップは彼女を目にすると、すぐに自分の席へと戻った。



「では出席をとります。」

挨拶でいつもの様にHRが始まり出席をとると
たしぎはそのまま連絡事項を伝える。

「・・・それから、先週の期末テストの答案を今日の国語の時間に返しますので。今朝のHRは以上です。」



再び挨拶をして彼女が教室を後にすると、教室内が少しざわめいた。

「おい、ルフィ・・・お前期末どうだったっけ?」
「・・・それなり。」

すぐにやって来て聞いてくるウソップにルフィはさらっと答える。

「ったく・・・お前はいいよな、そう言えてよ。」
「そっか?それよか次ケムリンだから、さっさ・・・。」



その直後・・・。



「な・・・何だ、今の悲鳴!?」
「・・・!?」



ウソップだけでなく、ルフィや2−Aがある3階全体に女性の悲鳴が響く・・・。
その悲鳴が誰の声なのか・・・ルフィはすぐに気付いた。



「ビビ!」



「お・・・おい、ルフィ!」

教室を飛び出したルフィとそれを追い掛けるウソップが向かったのは
この3階一番端にある、先程リラが言っていた視聴覚室。

彼女の長い水色の髪に気付いた2人が目にしたのは
入口に座り込んでいる彼女本人だった。



「ビビ、どうした!?」
「ル・・・ルフィさん・・・。」

すぐに屈んで彼女の肩に手を置くと
声だけでなく身体も震えている事にルフィはすぐ気付く。

ところがいつの間にか、ウソップの声までもが震えていた。

「お・・・おい、ルフィ・・・あ・・・あ・・・あれ!」

見るとウソップは上を向いたまま指を差し動きを止めている。



「・・・!?」



彼の指が差す方向・・・ルフィが見たものは
目の前のスクリーンに紐を掛け、首を吊り、口から血を流している女性。

ピンク色のブラウスに赤のロングスカートという格好・・・。
背中まで伸びた髪をした女性だった。



「・・・。」

ルフィはすぐに辺りを見渡した後、動きを止めたままでいるウソップに声を掛ける。

「ウソップ、警察だ!それと職員室から誰か呼んで来てくれ!」
「お・・・わ・・・分かった!」

そして声を掛けられたウソップは我に返ると
条件反射の様に返事をしてすぐ、職員室へと走って行ったのだった。







「ったく・・・まさか自分の学校にまで事件を持ち込むとはな・・・。
疫病神もいいとこだぞ、ルフィ。」



ウソップの呼んだ警察がやって来たのはビビが悲鳴をあげて約15分後。
すでに校内は生徒達が教室で待機している中
視聴覚室に入り見渡しているエースは
呆れた様な声で、ビビやウソップといる自分の弟に振り向く事なくそう言った。

「俺の所為じゃねぇぞ〜。」
「あのなぁ・・・ちったぁ自覚を持て。」
「って・・・痛ぇよ、エース・・・。」

言うが早いかすぐに振り向いて、エースはルフィの頭を上から押す。

「・・・で?お前達の誰が最初にこの死体を発見したんだ?」
「あ・・・私です。」
「ビビが?」

「はい・・・。私のクラス1時限目で世界史のビデオを見る事になってて
係の私が先に来て開けておく事になってたんです。
それで、HRが終わって此処の鍵を開けたらその人が・・・。」

3人の前・・・エースの後ろには、降ろされた先程の女性の遺体が横たわっている。

「この鍵は職員室から持ってきたんだな?」
「はい。でも視聴覚室の鍵はなくて、先生から渡されたそのスペアキーで開けたんです。」
「こっちか・・・。」

そのエースの右手には、ビビが職員室から持ってきた視聴覚室のスペアキーと
彼が遺体の服のポケットから取り出した視聴覚室の鍵が
ビニールに入った状態で握られていた。

「出入口はそこしかねぇ・・・踏み台の机は害者から見て外側に倒れてる・・・。
ビビが此処の鍵を開けたとなるとどう見ても自殺だな、こりゃ。」

「けど何でこんなトコで死ななきゃなんねんだ?
それにどうやって此処に入ったんだよ?」

「さぁな・・・それはこれから考える。
何せ仏さんの身元も分かってねぇんだからな。」

丁度そこまで話した所で、エースは監察医に呼ばれ遺体の元へ。

「お・・・おい、ルフィ!」
「ルフィさん!」

ウソップとビビの制止も聞かず、彼はすぐエースの隣へと向かって行った。

「遺体の状況から見て死後半日は経ってますね。
司法解剖しない事には分かりませんが、昨夜21時〜23時の間でしょう・・・。
レミー痕も耳の後ろ辺りに向かって斜め上に付いてますし
首を吊った事による圧迫死で間違いないでしょうね。」

「そうですか。」
「ふ〜ん・・・。」
「・・・って、ルフィお前なぁ・・・。」



「警部!」



続いてやって来たのはエースと共にやって来た刑事。
彼の部下であるこの刑事は、手袋越しに薄いピンク色の携帯を手にしていた。

「害者のバックにあった携帯です。これを見て下さい。」
「ん?」
「何だ?」

彼だけでなく、ルフィも携帯の画面を覗き込む。
・・・それはメールの送信BOX。
そこには、本文の部分だけに『さよなら』と書かれた画面が見えていた。

「保存した時間が22時27分・・・。
その後自殺したとすりゃ、死亡推定時刻と合うな・・・。」

「ん?相手のアドレスが入ってねぇぞ?」
「これから死のうって奴が相手に送るなんて事しねぇだろ。」
「・・・。」

そのままエースは部下の刑事と話し始めた為ルフィは2人の元へと戻る。
しかしその表情はどこか納得いかないといった表情だった。



「ルフィさん、どうしたんですか?」
「う〜ん・・・状況は自殺だけどよぉ・・・何か引っ掛かんだよな・・・。」
「あぁ?まさかお前、幽霊の仕業だなんて言い出すんじゃねぇだろな?」
「う〜ん・・・。」

顔を引き攣らせるウソップに空返事をすると、ルフィは再び黙り込んでしまう。
話を終えたエースがやって来たのはそんな時だった。

「・・・もう終わったのか?」

「いや、まだだ。取り敢えず後はこっちがやる。
また話を聞くかも知んねぇが、教室に戻っていいぞルフィ。」

「あぁ。んじゃ後で詳しく教えてくれな。」
「分かった、分かった。」

それだけ言い残してエースは鑑識の人の元へ向かって行く。
そんな彼を見送ったルフィは両腕を頭の後ろで組んだ。

「う〜ん・・・考えても分かんねぇし戻っか。」
「あ?珍しいな、お前が。」
「ルフィさん?」

それに驚いたウソップとビビはすぐにルフィを見る。

「被害者が誰かこれから調べっかんな・・・いくら俺でも先に分かんねぇよ。」

「まぁ・・・そういやそうだな。」
「そう・・・ですね。」
「だろ?」



そのまま3人は各々教室へ戻ったものの
視聴覚室にいる間開かれていた職員会議で臨時下校が決定し
3人だけでなく生徒全員が下校する事に。

下校してすぐ、3人は再び学校前にあるコンビニで顔を合わせた。





「へぇ・・・あんた達が視聴覚室でねぇ・・・。」
「あぁ。エース達はまだ調べてると思うぞ。」

その下校途中居合わせたナミに、アイスを頬張りながらそれまでの事を話したルフィは地面に座っている為彼女を見上げると続けてそう言う。

「いきなり教室にいろなんて放送があったから何かと思ったわ。」
「・・・。」

しかしルフィはナミにその後何も言わず、そのままアイスを頬張っていた。

「・・・ルフィさん?」
「何か納得出来ねぇんだよなぁ・・・。」

ビビを見ず呟いてアイスを食べ終えると、彼は立ち上がり残った棒をゴミ箱に捨てる。

「納得って・・・お前、自殺の状況だって自分で言ってたじゃねぇか。」

「まぁ、そうなんだけどよ・・・何で視聴覚室なんかで死んだのか納得出来ねぇんだよ。」
「どういう事?」

ナミだけでなく、ウソップとビビも首を傾げる。

「だってよ・・・視聴覚室の怪談話を知ってんのはウチの学校の奴位だろ?
学校の奴じゃない被害者がそこで首を吊ってたんだ・・・変じゃねぇか?
それに自殺する人間が鍵を掛けてたってのも変だ。」
「確かにそうですね・・・。」
「そう言えばそうね・・・何処であの怪談話知ったんだろ。」

ルフィの言う事に一理あると思ったのか、ビビとナミが彼に続いた。

「けどよぉ・・・今エースが調べてんだし、それ聞いて推理したって遅かねぇだろ。被害者が誰かこれから調べるってお前言ってたじゃねぇか。」

「まぁな・・・。」

するとウソップは胸を張り高らかに声をあげる。

「よぉし、決まり!んじゃ今から映画観に行こうぜ。面白いSFものやってんだよ。」
「へぇ・・・そうなの?」
「あぁ。行こうぜ、ルフィ。」
「お・・・おぉ・・・。」



こうして4人はそのSF映画を観に行く事になったものの
ルフィはそれからずっと、被害者が何故視聴覚室で死んでいたのか気になるのだった。







「う〜ん・・・やっぱ分かんねぇ・・・。」

それから時間は過ぎ、辺りはすでに夕陽に染まり始めた頃。
映画を観終えた後もカラオケや買い物をして過ごしていた4人だったのだが
夕方になり、バイトがあるウソップやナミと別れた後
ルフィはビビを連れ再び学校へ戻って来ていた。

「ル・・・ルフィさん、早く帰りましょ。誰もいないですよ。」
「あぁ・・・もうちょっとな。」

そう一言だけ言ってルフィは視聴覚室を見渡す。
しかしそこにはすでに何もなく、以前と変わらない視聴覚室になっていた。

「おい、何してるんだ?」

そこへ聞こえて来たのは男性の声・・・。

「え?」
「あ・・・。」

ビビとルフィが振り向いて目にしたのは、警備員だった。

「駄目だろ、こんなトコにいちゃ。さぁ早く、帰った・帰った。」
「す・・・すいません・・・。」
「・・・。」

すぐにビビは頭を下げると、ルフィの腕を取り視聴覚室を出る。

「なぁ、オッチャン・・・いつも此処見回ってんのか?」
「あぁ。今日は例の事件で生徒が早くに帰ったから、今の時間も見回ってるんだが?」
「んじゃ・・・此処で何か見てんのって、もしかしてオッチャンか?」
「あぁ、そうだけど?」

そして警備員のその一言に2人は驚いた。

「オッチャン、此処で何見たんだ?」
「ダミー人形さ・・・。此処10日位毎日この視聴覚室に吊されててね。
その度に私がいつも置かれてる体育倉庫に戻してるんだよ。
そしたら此処でホントに人が吊されてたっていうじゃないか。驚いたよ。」

そのまま2人は警備員の言葉に顔を見合わせる。

「なぁ、そのダミー人形昨日の夜は吊されてたのか?」
「あぁ・・・そういえば昨日は吊されてなかったな・・・。」
「ふ〜ん・・・。」

そのままルフィは呟くと、何気なく再び視聴覚室を見る。

「・・・とにかく、鍵を閉め始めてるから早く学校から出るんだ。いいね?」
「おぉ。」
「はい。」

警備員はそんなルフィとビビにそれだけ言い残すと、今来た廊下を戻って行く。



「やっぱ自殺じゃねぇかも知んねぇな・・・。」
「え?」

その後ろ姿を見ると、彼は誰にともなくそう言った。

「昨日オッチャンが見た時死体がなかったんだ・・・。
死んだのが被害者の携帯にあった22時頃なら
オッチャンの見回る時間を知ってるか知った犯人が
その後吊した可能性も出てきたって事だ。」

「でも此処は密室でしたし、首の痕だって吊ったものによる痕なんですよね?」
「う〜ん・・・そこなんだよなぁ・・・。殺しなら殺害方法分かったんだけどよ・・・。」
「ホントですか!?」
「あぁ。けど、密室がなぁ・・・。」



そこへ2人に聞こえてきたのは携帯の着信音。
Gパンのポケットから携帯を取り出したルフィが見たのは
メモリ表示されているエースの名前だった。

「おう、エース。」
『おぅ。お前今何処にいる?』
「学校にいるぞ。」
『学校?ったく相変わらずだな・・・いいからレーンへ来い。』
「あ?」
『今、遅い昼飯食ってんだ・・・ついでだから話してやる。』
「分かった、すぐ行く。」



通話を切ったルフィやビビが学校を後にし
『レーン』へ着いたのはそれから20分程して。

レーンには1時間程前に別れたウソップとナミ・・・店長のベルメールがカウンター奥に。
仕事前のサンジに、一休みをしているゾロとチョッパーがカウンターに座り
先程電話をしていたエースは窓際のテーブルに座っていた。

「いらっしゃい。何か飲む?」
「俺、ブラック。」
「私はアイスティーを。」
「はいよ。」

そのままベルメールは奥の調理場に向かい、2人はエースの向かいの席に座る。

「あれから何か分かったみてぇだな、エース。」
「まぁな。なぁ・・・お前達こいつ知ってるだろ?」

エースがそう言ってテーブルに置いたのは広げた警察手帳。
2人だけでなくこの場にいる全員
・・・そして注文された飲み物を置いたベルメールもその警察手帳を覗き込む。

そこには3人の男性の名前が書かれていたのだが。

「あ!?」
「マジかよ!?」
「ウソ・・・。」
「何で!?」

その男性の1人の名前を見て、ルフィ・ウソップ・ビビ・ナミは
各々驚いた表情になっていた。

「この3人は俺がさっきまで話を聞いててな
・・・死亡時刻らしき22時頃は、3人共人に会っててアリバイがあるのは確かめてる。俺も調べて知った時は驚いたがな。」

そしてエースは、そのまま話を続ける。



「害者はサラ・フィード27歳。
食品会社に勤めててな・・・会社の方は特に目立った事はねぇんだが
どうやらカジノバーに出入りしてたらしい。
彼女は相当カジノにつぎ込んでたらしくてな
3人それぞれに金に困ってる様な事を言ってたそうだ。
害者の家も調べたんだが、貯金が殆ど無かったのは確かめてる。
この男達は害者の携帯の着歴に記録されてた3人でな・・・昨日害者に電話してるんだ。」

「カジノバー?」

チョッパーの声を合図に、全員が彼の隣に立っているサンジを見る。

「あ?ウチの店にその名前の子は来てねぇよ。」
「そっか・・・サンジは店に来る女の人の名前と顔全員覚えてるから、間違いないな。」
「そう言う事だ。」

続けて言うチョッパーに、サンジは見下ろしながらそう言った。

「状況が状況だし3人にはアリバイがある。
・・・3人とも死亡推定時刻頃には人と会ってっからな。
害者の家にも特に変わった所は無かったし俺は自殺で処理しようと考えてんだがお前達が第一発見者なわけだし、一応話しとこうと思ってな。」

すると次に口を開いたのはゾロ・・・。

「お前達の名前を見た反応からいっても、自殺で処理すんのはまだ早ぇだろ。」
「え?」

その言葉に、隣にいるナミだけでなく他の皆もゾロを見た。

「ゾロ・・・あんたまさか分かったの?」
「あぁ。さっきお前達が話してたのを聞いて部分的にな。こいつもそうみてぇだぜ?」
「え?」

そのままゾロは自分の顔をルフィに向けて動かす。
全員が合わせるようにルフィを見ると
彼は警察手帳を見たまま眉を寄せていた。

「ビビ・・・ちょっといいか?」
「はい?」

するとルフィは席を立ち、突然彼女を抱え上げる。



「ちょ・・・ちょっ・・・ルフィさん!?」



俗に言うお姫様抱っこ。
・・・しかし彼女を降ろしてすぐ、予想通り彼はサンジに思い切り殴られてしまった。

「っ痛てぇ・・・。」
「テメぇ、ビビちゃんに何しやがる!」
「別にいいじゃねぇかよぉ・・・お陰で犯人分かったんだからよ〜。」

頭をさすりながらさらっと言ったルフィは、驚く皆を余所にベルメールを見る。

「なぁ、店長・・・ゴミの日っていつだ?」
「え・・・明日だけど?」
「そっか。」

そして次に見たのはエース・・・。

「んじゃエース・・・今からちっと張り込みする様に言ってくれねぇか?」
「あ?」

首を傾げる彼にそう言うと
ルフィはテーブルに置かれている警察手帳の2番目の名前の上に人指し指を置く。

「おい・・・まさかこいつが犯人なんていうんじゃねぇだろな?」
「そのまさかだぞ?」

「おおおおお!?」
「ホントですか、ルフィさん!?」

チョッパーやビビだけじゃなく、それを聞いたゾロ以外の皆も驚いた。

「ちょっと待てルフィ!じゃ何で視聴覚室なんだよ?」
「そうよ、それに3人はアリバイあるじゃない。」

「密室にしても自殺に見せかけるにしてもそこが打って付けだったんだろ。
そいつが犯人なら、そのアリバイだってトリックを使ったはずだ・・・そうだろ、ルフィ?」
「あぁ。しししし。」

驚いたまま言うウソップとナミに続いたのはゾロ。
そのゾロを見たルフィは、いつもの様に『ニカッ』と笑った。

「あのねぇ・・・あんた達だけで分かってないでよ。」
「そうだぜ、教えろよ。」
「分かったって、夜になったら教えっからよ。ナミもウソップも来りゃ分かるぞ。」







「あの・・・ルフィさん。本当にあのゴミ捨て場に来るんですか?」
「多分な。」
「多分ってあんたね・・・。」
「お前、違ってたらどうすんだよ?」



レーンでルフィが犯人に気付いてから数時間経ち、現在−23:17。
エースからの電話を受けたルフィは彼のいる場所へは行かず
学校前のコンビニへ行くと、ビビ・ナミ・ウソップを呼び出していた。

「エースが尾行してっから巻かれない限り大丈夫だろ。」

そこは今朝下校した際に寄ったコンビニ・・・。
4人は今そのコンビニの店内からゴミ捨て場の方を見ていた。



「ねぇルフィ・・・何であそこのゴミ捨て場なの?」

「回収されたか確かめるには一番なトコだと思ってな。
万一警察に気付かれてもいいように自分の家の近くにあるトコには捨てねぇと思ったんだ。んで、あそこしかねぇと思ったんだよ。
何せこれでゴミとして回収されりゃ、完全に自殺になっからな。」



そして10分程して、コンビニの駐車場に1台の車が止まり人影が現れ
車から何かを持ち出しゴミ捨て場の方へ歩いていく。

「あ・・・ルフィさん!」

直後ルフィはビビの制止も聞かずコンビニを出るとゴミ捨て場に向かい
その人影の主の左腕を掴んだ。

「よっ。」
『・・・!?』

顔を合わせたルフィは、直後自分の右足を引っかけその人物を転倒させる。
次の瞬間、彼の隣に止まった車から尾行していた刑事が飛び出し取り押さえ
3人がルフィの元へ駆け寄ったと同時にもう一台車が止まり
その車を運転していたエースも彼の元へと駆け寄った。



「やっぱりな・・・。人ってさ、隠す時自分の知ってるトコに隠す心理が働くんだよ。学校前の此処に捨てれば安心だと思ったんだろ・・・非常勤英語教師のロウグス先生。」

取り押さえられ地面に座り込んでいるのは
茶髪でエース程の背と体格をした男性・・・。
目の前の学校に通っている4人の知っている顔がそこにあった。



「・・・ここに捨てれば明日回収されたかどうか確かめられっしな。」

そう言ってルフィが見たのは、たった今ロウグスが捨てた紺色のゴルフバック。

「これが証拠なのか、ルフィ?」
「あぁ。」

そのゴルフバックを見てすぐエースに返事をすると
ルフィはすぐにロウグスを見た。

「上手く考えたよな先生。
あらかじめあの怪談話をでっちあげる為に
視聴覚室にここ毎日ダミー人形吊してたのは先生だろ?
そうすりゃ先生から怪談話を聞いた被害者が
金を貸してくれなかった3人への当てつけの意味も込めて
視聴覚室で自殺したように見せかけられる。
カジノバーじゃ金の貸し借りなんてよくあるってサンジが言ってたし
エースの話じゃ被害者は金が無くて困ってたって言うしな。
金が底を着いたのを苦に自殺・・・。
3人にはアリバイがあったし、実際エースも自殺の判断をするトコだった。
けど実際は別に理由があったんだろ?
被害者を上手く呼びだした先生は自分の部屋で自殺に見せかけて殺したんだ。」

「自分の部屋で!?」
「ど・・・どうやってですか!?」

そしてルフィは驚くナミとビビを見る。

「背中だよ。先生は首に紐を引っかけてすぐ、背中合わせに被害者を引っ張った
んだ。
そのまま被害者は持ち上げられて絞殺されたんだよ。
そうすりゃレミー痕は首吊りと同じになる
・・・抵抗されてもいいように手にはタオルでも巻いてな。
手全体に巻かれりゃ首んトコに痕は残らねぇし
手に縛られた痕も残んねぇってわけだ。
手を封じる位被害者に逃げられても力ずくでやったってトコだろ?」

再びロウグスを見ると、彼はルフィから顔を逸らしていた。

「エースが確かめたアリバイは22時頃・・・死亡推定時刻から考えると
先生は21時〜22時前に絞殺したはずだ。
そのまま死体を残した先生は被害者の携帯も持って人に会いに行って
時間を見計らって遺書メールを保存する。
そうすりゃ、メールの保存された時間は人と会っててアリバイ成立ってワケだ。」

「・・・ちょっと待てルフィ!んじゃ、そのゴルフバックは何なんだ?」
「あぁ・・・先生はそれに入れて被害者の死体を学校に運んだんだよ。」
「何いっ!?」

ウソップだけでなくロウグス以外の全員が驚くと、ルフィは再びそのゴルフバックを見る。



「被害者はビビやナミより背は低かったけど体格が似た感じだった。
それで俺は先生の名前を見てすぐこのゴルフバックに気付いたんだ。
先生のゴルフ好きは結構知られてっからな。
ただ自殺に見せかける以上、ゴルフバックに被害者の死体を完全には入れられなかった。
身体が曲がったまま死後硬直しちまったら自殺に見えなくなっからな。
死後硬直が始まってからゴルフバックに入れて
入りきらなかった胸辺りから上の部分は、似た色の毛布か何かでくるんだハズだ。
そん中に一緒に入ってると思うぞ。」



すぐにエースがゴルフバックを見ると、確かに似た色のタオルケットが入っていた。

「おい、ルフィ・・・。」

「今そっから出しちゃダメだかんなエース。
調べりゃ必ず被害者の痕跡があるはずだ・・・髪とか口紅の痕とかな。
先生はトランクか助手席に乗せて運んだんだ。
そうすりゃ車の中に痕跡は残んねぇからな。」

そしてルフィは再びロウグスを見ると言葉を続ける。

「視聴覚室の鍵は被害者が持ってて、ビビが今朝スペアキーで開けた・・・。
どうやって被害者が校内に入ったのか引っ掛かってたけど、先生の名前見て分かったよ。
実際は先生も持ってたんだろ?
視聴覚室のあるB棟の裏口と視聴覚室のスペアキー。」

「それじゃゾロが言ってた打って付けって・・・。」
「あぁ。いつでもスペアキー作れっからな・・・密室に見せかけるなんて簡単だ。
車をコンビニに止めた先生はゴルフバックを担いで視聴覚室へ行った。
んで、携帯をバックに入れて鍵を服のポケットに入れて被害者を吊した後
スペアキーを使って鍵を閉めて密室にしたんだ。
鍵を閉めたのは今朝まで見つかんねぇ様にする為だろ?
警備員のオッチャンが見回った後入れば今朝まで気付かれる事もねぇし
死亡推定時刻だって合ってる事になる・・・警察は自殺で納得するってワケだ。」

「じゃぁ、あんたがあの時ビビを抱え上げたのは・・・。」
「おぅ。どん位かと思ってよ。2人と被害者の体格が似てたのはすぐ分かったしな。」

ナミにそのまま続けて言うと、ルフィは彼女に向かい『ニカッ』と笑う。
するとそれまで聞いていたロウグスは俯いたままルフィに口を開いた。

「そのスペアキーなら・・・家のゴミ箱の中だ。
上手く自殺に見せたと思ったんだがな・・・。」

そのロウグスの声に全員が彼を見る。

「・・・何でだ?何も怪談話でっち上げてまで学校に吊るさなくったって
被害者の家に吊れば良かったんじゃねぇのか?」

そしてロウグスもまたルフィを見た。

「出来なかったんだよ・・・アイツの家にはな。」
「・・・?」

「あいつは・・・俺がカジノバーでやってたイカサマの証拠を何処かに隠してた。
バーの奴との会話を何度か盗聴されててな
・・・ダビングされたテープを聞いた時は驚いたなんてもんじゃなかった。
隙をついてスペアキーを作ったものの、いくら探しても見つからなくてな。
おまけにあいつは、バラされたくなきゃ500万ベリー寄越せと言って来た。
その金を渡すのが昨日だったってわけだ。
そんな大金は無いし、部屋を自殺場所にしたら何処をどう調べるか分かったもんじゃない・・・。」

「それで学校にしたってワケか。」
「あぁ。ただ調べられるだけなら簡単に部屋を見るだけだと思ったからな。」



そのままロウグスは取り押さえている刑事に連れられ車の中へ。
それを見送る中、ルフィはエースに声を掛けた。

「なぁ、エース・・・被害者は金無かったって言ってたよな?」
「あぁ。」
「それ、もしかすっと表向きかもしんねぇぞ。」
「あ?」

そのルフィにエースだけでなく3人もすぐに驚く。

「どういう事ですか、ルフィさん?」
「どういう事?」
「お前、金なんて何処に隠せるってんだよ?」

するとルフィは・・・。

「郵便局だよ。」

そう言って3人に『ニカッ』と笑った後、再びエースを見た。

「エース・・・明日市内の郵便局調べてくんねぇか?
部屋にねぇとなると私書箱が作れる郵便局位しか考えられねぇし、いい隠し場所だしな。
通帳とか先生の言ってた盗聴テープもあっかもしんねぇ。」

「成る程な・・・明日調べてみる。
俺はこのまま被疑者の事情聴取に行かなきゃならねぇ・・・お前達で帰れるな?」

「あぁ、大丈夫だぞ。」



こうして、遅れてエースも署へと戻って行く。
それを見送った4人も、もうすぐ日が変わる中それぞれ家へと戻って行ったのだった。







「・・・そっか。サンキュー、エース。」

ゴミ捨て場での出来事から日は明け、ここはレクター街の歩道。
ロウグスが逮捕された事で学校は臨時集会後再び休校になり
待ち合わせたナミやビビ、ウソップと共に下校中のルフィは
エースからの電話を受け通話を切った所だった。

「また何か分かったのか?」
「あぁ。やっぱり郵便局に被害者の私書箱があってな
・・・そん中に通帳と何本かのテープが入ってたってよ。」

携帯をズボンのポケットに仕舞いながら、そのままウソップに言う。

「何本って・・・揺すってたのは先生だけじゃなかったのか?」
「みてぇだな。その通帳の銀行に行って調べたら
大金が何度も振り込まれてたんが分かったみてぇだ。
そのテープを証拠に、エースは被害者を被疑者死亡のまま
恐喝の容疑で書類送検するって言ってたぞ。
テープの奴全員の電話相手だったバーの奴も容疑固めて捕まえるって言ってたな。」

そしてルフィは続けてそう言うと、頭の後ろで両腕を組んだ。

「でも自分もイカサマするんじゃなくて、その相手脅すなんてね〜。
・・・女って怖いわ。」
「ナ・・・ナミさん・・・。」
「あのな・・・一番金にうるさいお前が言っても説得力ねぇぞ。」
「・・・ん?何か言った?ビビ・ウソップ。」
「い・・・いえ・・・。」
「何でもないです・・・。」

ナミの笑顔に2人が黙ってしまうと
ルフィはすぐにそんな3人を見て『しししし』と笑う。

「・・・まぁカジノで稼ぐよりてっとり早いと思ったんだろな。
大抵出入りする奴は金持ってるだろうし
脅したらバレるの恐れて払うと思ったんだろ・・・実際相手は払ってたみてぇだしな。
イカサマに気づいた時バーの奴を脅しても良かったんだろうけど
したらイカサマはそこで終わっちまう・・・だから相手を脅したんだろうな。」

「でもルフィさん、それを何度もやってたら顔が知られちゃうんじゃないですか?」

すると隣を歩いていたビビはルフィにそう聞いてきた。

「あぁ、それなら多分大丈夫だろ。
テープと一緒にボイスチェンジャーも見つかったって言ってたからな。
後を尾けて住所さえ分かりゃ電話番号なんて簡単だ。
それで盗聴したダビングテープを送ったり声を変えて揺すったんだろ。
盗聴器にしたって今は簡単に手に入っし
部屋に仕掛けなくたって盗聴できんのはザラにあっしな。」

「ちょっと待って、ルフィ。じゃぁ先生は?」
「そうだぜ、先生は直接払う様な事言ってたじゃねぇか。」

ナミもウソップもすぐに首を傾げる。
しかしルフィはさらっと言葉を続けた。

「エースが言ってたろ・・・先生は被害者や他の2人と知り合ったって。
もっと手っ取り早く金を揺すれると思ったんじゃねぇか?
先生もカジノである程度稼いでたみてぇだし、直接揺すったんだろ。
まぁ・・・一人位にならバレてもいいとか思ったかもしんねぇな。
今となっちゃ分かんねぇけどよ。」

「ますます女って分かんねぇ・・・しかも怖ぇし。」
「あら・・・それは女によるわよ。ねぇ、ビビ。」
「そうですよ、ウソップさん。」
「そんなもんかねぇ・・・。」

そう言い眉を寄せながら歩くウソップの目に入ってきたのは
白のTシャツにカーキー色のズボンという格好をしているゾロと
水色の無地パーカーにクリーム色のズボンという格好をしたチョッパー。
丁度2人は事務所横にあるゴミ捨て場にゴミ袋を置いていた。

「よぉ、ゾロ!」
「何だ揃って・・・学校はどうした?」
「それが臨時休校になってよ。今日も休みだ。」
「そうか・・・。」

ゾロはそのままウソップに答えながら4人を迎える。

「どうしたのよ、2人でゴミ捨てなんて。」
「チョッパーが診察に出るついでだ。」
「そう・・・。」

するとチョッパーは・・・。

「ナミ、ちょっといいか?」
「え?」

すぐにナミの左手首を掴み、皆から少し離れた。

「・・・どしたの?」
「あのさ、昨日ナミ夜中に出掛けたろ?」
「あぁ、それ。ルフィに呼び出されたのよ。ビビとウソップもね。」
「その時さ、ゾロに連絡したか?」
「え・・・一応携帯にメールしたけど?」

首を傾げるナミを見上げたまま、チョッパーは目をパチクリさせる。

「やっぱり・・・。」
「やっぱりって?」
「俺が風呂から上がったらゾロがこんな顔しててさ・・・。」

続けてそう言ったチョッパーは彼女を見たまま眉を寄せると
すぐに先程までの顔に戻った。

「・・・聞いたら、ルフィが皆を呼び出したって言ったまま黙っちゃったんだ。
何か心配してたみたいだぞ。」
「ゾロが?」
「あぁ。ずっと携帯持ってたんだ。
それにあんな夜中に出掛けたら心配するの当たり前だぞ。」
「そお?お母さんなんて気を付けて位しか言わなかったけど?」
「多分ゾロも一緒だと思ったんじゃないか?店長。」
「あ・・・そう言えば一人で行くのは言ってなかった・・・。」
「やっぱりそっか。ナミ、この間みたいな誘拐に前あったんだろ?
夜中一人で出ちゃ駄目だぞ。」
「うん・・・ゴメンね、チョッパー。
でもほら、ルフィが突拍子もない事したりやったりするのはいつもの事だから。」
「まぁ・・・そうだけどな。」



そしてそのまま2人は、皆と話しているゾロを見る。

「あいつがねぇ・・・。」
「ん?何だ?」
「うぅん・・・何でもない。」

ナミはそんなゾロを嬉しそうに見てそれだけ言うと、チョッパーと共に皆の所へと戻った。



「じゃぁ俺、診察行ってくるな。」

そしてチョッパーは自転車に乗ると、皆に見送られ診察へ。
ナミは見送るとすぐ、隣のゾロを見た。



「・・・何だ?」
「今日さ・・・仕事あるの?」
「いや・・・今日はねぇ。」
「じゃぁ、どっか行こうよ。」
「あ?面倒臭ぇ。」

それを聞いた彼女はすぐ、ゾロの腕を抓る。

「っ痛ぇ・・・。」
「いいから行くの。全部ゾロの奢りね。」
「てめぇ・・・。」

ゾロはその抓られた場所をさすりながら眉を寄せてナミを見た。

「いいじゃない、こんないい天気なんだし。
さっさと財布持ってくる。此処でまた待ち合わせね。」

「ったく・・・。」

言い返すだけ無駄だと思ったのか、ゾロはそのまま階段を昇っていく。



「あんた達もせっかくだしどっか行って来たら?」
「え?」
「こんないい天気だもん、どっか行かなきゃ損よ。じゃね。」

そしてナミもまたビビにそれだけ言うと、バックを置きに戻って行く。



「ルフィさん・・・何処か行きましょっか。」

その彼女を見送ったビビはというと、そう言ってルフィに笑顔を向けた。



「・・・そだな。んじゃな、ウソップ。」
「ウソップさん、それじゃ。」



ルフィとビビは、そのままウソップにそれだけ行ってこの場を後にし歩き出す。



「お・・・おぉ。って・・・あ?」



逆に取り残されたウソップはというと、あまりに突然言われた事もあってか
立ち尽くしたままルフィとビビの後ろ姿を暫くそのまま見ているのだった。









FIN



 

<管理人のつぶやき>
今回は高校生探偵ルフィの大活躍です。
彼の通う高校で幽霊騒動が発生!そして問題の視聴覚室で死体が見つかります。第一発見者は蘭ちゃんではなくて(笑)ビビでした。自殺か?他殺か?
ルフィの兄のエース刑事もついに登場しましたね。(先生のたしぎっちも)
コ○ンと同じで、ルフィと探偵やってるゾロはすぐに犯人が解ってしまいますが、凡人のウソップ達にはさっぱりわかりません。
今回の推理ショーは当然のことながらルフィが担当。鮮やかなお手並みでした!
それにしても、数あるワンピパラレルの中で、こんな頭のいいルフィがいたでしょうか(笑)。

みづきさんのパラレルSS「レクター街シリーズ」の続編であります。
みづきさん、またまたまたの大傑作をどうもありがとうございました!

レクター街のゾロ探偵の活躍はどんなんだったっけ?という方は、「
lecter street」を、
それよりもチョパの活躍を見たいわ、という方は、「
house sitting」を読んでみてね。


 

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